こんにちは、静岡オフショアの山本です。
今回はオフショアジギング、ベイトリールのギア比のお話しです♪
このタイミングで何故?と思われるかも知れませんが…(ムフフ)
これからジギングを始めたいという方や、
そろそろリールを追加購入しようかな、
という方のご参考になればと思います!
今回は長文です…笑
店頭でお話ししていると、皆さん躊躇せずHG(ハイギア)を選ばれている傾向にあります。
少し深堀して、人気リールでハンドル1回転あたりの巻き取り量を見てみると…
シマノ オシアジガー1500HG:97cm
シマノ オシアジガー2000HG:117cm
ダイワ ソルティガ15H:100cm
ダイワ ソルティガ35NH:119cm
シマノ オシアコンクエスト200HG:78cm
シマノ オシアコンクエスト300HG:84cm
ダイワ ソルティガIC100:70cm
ダイワ ソルティガIC300H-SJ:98cm
となります。
同じサイズ感で比べてみるとほぼ同じ数字となりますネ。
(オシコン300HGとソルティガIC300H-SJは少し開きがありました)
ざっくりと駿河湾近辺での用途としては、
・オシコン200HG、ソルティガIC100
沼津~清水の夜タチウオ、近場のSLJなど(水深~50mくらい)
・オシコン300HG、ソルティガIC300
清水~焼津などの昼タチウオ、近場のライトジギング(水深~100mくらい)
・ジガー1500HG、ソルティガ15H
近場のライトジギング、中深海(水深~200mくらい)
・ジガー2000HG、ソルティガ35NH
近場~遠征ジギング、中深海(水深~300mくらい)
こんな感じでしょうか?
ある程度は大は小を兼ねるとは思いますが、あまりに大きすぎるリールは
アングラー側に負担がかかりますので、一般的には上記までのサイズ感で選ばれると思います。
さて、ここからが本題です。
例えば御前崎近海ライトジギング用にジガー1500番を用意しようと仮定して、
本当にHGを選んで正解なのでしょうか??
ここで、1500番のギア比を巻き取り量で比較してみると…
1500HG:97cm
1500PG:78cm
その差、19cmで何が違うのでしょうか?
HGの方が巻き上げスピードが速くトルクが弱い、
PGの方が巻き上げスピードは遅くトルクが強い、
というのは簡単に想像出来ると思います。
問題は実釣時にどう使い分けるか…
私の場合は「ジャークの釣り」「フォールの釣り」を基準に考えています。
ジャークの場合は遊泳力のある青物(カンパチ、ワラサなど)が主なターゲットとなり、
誘い上げのスピードが重要なファクターになります。
この場合は巻き上げスピードが欲しくなるため、迷わずHGを選択します。
実際はもっと早いギア比でも良いカモ…
そしてフォールの場合、ジャークの後にフォールアクションを入れるわけですが、
ここでリールを巻きすぎると糸ふけを回収してしまいフォールアクションが妨げられてしまうのです…
しっかりとフォールを入れる為にはこの糸ふけを作ること、つまり
PGで敢えて巻き取り量を抑えることが効果的です。
実際はHGとPGの間があると使いやすいカモ…
ということで、同じジャークのピッチで使用した場合には、
ジャークを中心に組み立てる(HG)か、
フォールを中心に組み立てる(PG)か
で、HGとPGを使い分けると釣りが組み立てやすい!ということになります。
ご自身の行かれる海域ではどちらのパターンを多用されるか、
今一度お考えいただくキッカケになればと思います♪
もちろん店頭では個別にご相談に乗らせていただきますので、
お気軽にお声掛けくださいネ★
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