こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。
7月9日の梅雨明け宣言からとんでもない暑さに見舞われ、台風後には少しは暑さも治まるかと思いきや、8月に入っても連日の酷暑に参っている方も多いのではないでしょうか。
こう暑いと釣りに出かけるのもおっくうになってしまいがちですが、釣りに行かれる方はくれぐれも熱中症対策だけはしっかりと行ってくださいね。
私も昼間に釣りをすることが多いのですが、以下のものを常備するように気を付けています。
皆さんが釣りに行かれる場合にもまねていただければ少しはお役にたてるかと思いますので参考にしてみてください。
500MLペットボトルで作った氷を2~3本(出来ればもっと持参)
水を含ませて凍らせたタオルをジップロックに入れたものを1~2枚
スポーツ飲料等の飲み物を適量(多めが基本)
これをクーラーボックスに入れて持参します。
炎天下ではたとえクーラーボックスに入れておいたとしても氷は徐々に溶けてきますので、溶けた水を頭や首元にかけたり、半解凍されたタオルを首にかけたりして涼を取りますが、これが抜群に気持ちがいい♪
そうそう、釣れた魚は(この場合は小物釣りに限る)ビニール袋に入れた状態で同じクーラーボックスに入れておけばあとでクーラーボックスを洗う手間も省けますよ。
ということで、猛暑が始まった7月から8月にかけての海況情報をまとめてみましたのでご覧ください。
2018年7月末~8月初旬現在の海況状況
黒潮は和歌山県潮岬付近で大きく南下し、御前崎沖~八丈島にかけて北上をする大蛇行が継続しています。東海地方の梅雨明けは7月9日でしたが以降は気温が急激に上がり、月末にかけて猛暑日が続きました。
気温の上昇に伴って沿岸水温も上昇し、7月末時点の沿岸水温は昨年と比べておよそ1.5~2℃ほど高い値を示してします。また、水深100m、200m付近の値も昨年よりも2℃ほど高く推移しています。
また、遠州灘沖には小さい暖水渦が停滞しているようです。
下の図は2018年8月3日発表の海流概要図です。
(出展 海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html)
↓ そしてこちらが昨年2017年8月3日発表の海流概要図です。
昨年は駿河湾、相模湾に緑色の海域が見られますが、今年は全域にわたって黄色系統に覆われています。
今年は先に述べたように異常なほどの高気温が続いていますので、海面水温がその影響を受けて高くなっているのは事実です。
しかし、更に深く調べてみたところ、水深100m、200mの水温についても平年比でプラス1.5~2℃高い状態になっていることがわかりました。
黒潮の流路は現在の大きな蛇行形態が続く可能性が高く、黒潮からの分流による高水温帯の流入も続くと思われますので、水温低下の要素はありません。
また、気温も引き続き高い傾向が続くと予想されていますので、沿岸水温についてもこのまま高い状態が続くと思われます。
沿岸水温と深層水温が高い状態が今後、どのように影響してくるのかは読み切れませんが、魚の釣れ方にも少なからず影響を与えるのかもしれません。
次に今後の釣種釣況の傾向と見込みです。
まずは三重県沿岸の釣況予測
7月下旬~8月上旬の沿岸表層水温は30℃を超える日も記録していますが、やや沖の水温は27~28℃で安定しています。
尾鷲、紀伊長島ではアカイカの好釣果継続。デイメタルもナイトメタルも好釣果継続。ボートアジング(バチコン)も本格的に始まり、40センチ級が好調に釣れていますが、場所によってはサバやぺんぺんシイラなどが邪魔をしてくることもあるそうです。
ナイトメタル、バチコンアジングは夕方出船のため快適に釣りが出来てお勧めですので、是非お楽しみください。
また、キハダマグロのルアーゲームも本格化しており、三重の釣りが熱を帯びています♪
続いて日本海エリアの釣況予測
マイカの釣果が絶好調です。イカメタル、胴突の釣り共に好釣果継続。夏の日本海は鏡のような静かな時が多く、船に弱い方でも安心度が高いのが魅力。
さらに三重のナイトメタル、ナイトアジング同様に夕方から出船して夜中に戻る便のため、日焼けや熱中症の心配もありません。
どうしてもマイカ一色になりがちですが、8/15に禁漁を迎えるゲンタツ瀬ではルアー釣り、フカセ釣りでヒラマサが絶好調に釣れているのでこちらもお勧めです。ゲンタツの禁漁まで今年も残り半月なので、お早目に!
続いて愛知~静岡エリアの釣況予測です。
大山沖のイサキが7月下旬になってもまだまだ好調に釣れています。とはいえさすがにそろそろ最終盤。
師崎エリアの船宿も違うターゲットでの出船を目論んでいますが、その第一候補は伊良湖沖のタチウオです。
7月下旬に第一報が入り、8月初旬にはすでに入れ食いとの情報も舞い込んできましたので。今後しばらくはタチウオがメインターゲットの一つとなります。
伊良湖沖のタチウオはまだ小型中心で数釣りを楽しむ釣りですが、静岡県駿河湾の大井川沖の夜釣りでは指5本クラスの良型タチウオが釣れていますので、大型狙いであれば駿河湾の夜釣りのタチウオ狙いがおススメです。
また、師崎前のタチウオ釣りもそろそろ釣果が出始める頃。片名港出船の午後船で楽しめるタチウオ釣りで、40号という軽いオモリで釣りが出来たり、サーベルテンヤというルアー要素も兼ね備えた釣り方で手軽にタチウオ釣りが楽しめるのが魅力。師崎前のタチウオ釣りは午後出船で楽しめますので、船釣り初心者の釣り入門にもお勧めの釣りです♪
大山沖のスルメイカは出足こそややぐずった感じだったが、7月以降は3ケタも記録して釣果は安定。まだまだシーズンは続くので8月も楽しめます。
愛知沿岸各所のハゼが今年も絶好調継続中。6月下旬から10センチ弱のハゼが良く釣れており、7月に入っても好釣果継続。中には15センチクラスの良型も混じるようになってさらに楽しめるようになってきましたよ。
以上、まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(笑。