こんにちは! タックルオフ高林店 久保田です。
梅雨ですが、初夏のいい季節になってきました。
そんなときは、手軽に海上釣堀はいかがですか?なんてよく聞く話。
でも、初めてだと意外と釣れなかったり、ウキ釣りだと渋いときは反応が鈍いとき、ありますよね。
針と軽めのオモリをつけて穂先で当たりを取るズボ釣り、えさの重みだけで釣る脈釣りができると安心です。
本格的な方はいかだ竿などを利用しますが、かなり繊細なので取り扱いが大変です。
ですので、かいづ竿ベースで作ってみました。この竿は比較的粘りのある柔らかい竿です。
ガイドを外します。元竿のガイドはそのまま。
このグラスソリッドを使用します。かなりスローテーパーで柔らかいです。
まずはガイドを合わせてみます。先端は0.5ミリなので、対応するガイドが無いのです。
とりあえず入れて、大体の長さを確認。先端のカットは少なめでいけそうです。
問題なくガイドセッティングできるので、逆刺ししてコミ部分を確保してテープで印をつけて、
鉄ノコでカットします。削るようにゆっくり切っていきます。
ここで一工夫。摩擦が安定するように塗装を取ります。カッターの刃を垂直に当てて削り取っていきます。
あとは普通に組み込み伸ばしてコミを確認します。
1番ガイドの1.0mmのガイドが止まるようにブランクを瞬間接着剤などで太くして、バランスを確認して、カット。
トップガイドは絡まりにくいPLGSTを使用しました。
組み上げてみると、#1がずいぶんと長く元竿に収まりません。
このままカバーをつけて持ち運ぶのも手ですが、
#2のガイド間隔も比較的短いので、#2-2Gの上にビニールテープなどで太くして下がらないようにします。
そうすれば、#1が保護できます。
こんな感じでカバーを取付します。
1号のオモリでこんな感じに曲がります。
この竿の使い方は、手前のガイド3個ぐらいでスパライルにガイドを固定、#1は下向きガイドになるよう伸ばして使用します。
これに小型カウンターつき両軸リールにフロロカーボンラインを「通し」で針のみ結んで使用します。
つまり、脈釣りです。つまりスイベルやハリスを別につけることはしません。つけるのは針のみ。
いかだ竿だと短いので手前のネットに引っ掛かったり、繊細な穂先ですから扱いが大変です。
この改造だと、長さは2.5mぐらいですし、ガイドがリング付ですから3B程度のオモリでもレールのクラッチを切ってスルスルと糸が出て行きます。
すこし比重のある練り餌と青ジャムシとの組み合わせなら、オモリなし、ノーシンカーでゆっくりと落ちていく演出が手軽にできます。
手返しを良くしたい場合は、1号のゴム張りオモリを取り付けるだけでOK。すばやく落ちますので、ガンガン釣れるときも大丈夫。
ぜひ、お試し下さい。