こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。
11月もそろそろ終わり、2018年も残すところあと一ヶ月ほどとなりました。
朝晩の冷え込みも厳しさを増し、水温も徐々に下がってきて魚たちが美味しい季節になってきました♪
特に船釣りではヒラメやアマダイ、オニカサゴ、アカムツなど、冬場の美味しいターゲットが目白押しです。
釣り人の中にはこの時期の美味しい魚しか狙わないなんて言う方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも久々に電動リールを出したら、クラッチやスプールの回転に異常があったり、コードのワニ口に青錆が浮いていたり、なんていうケースもよくある話です。
そんな風にならないために、今回は電動リールのセルフメンテナンス法をご紹介したいと思います。
今回は私の手入れ方法をご紹介させていただきますが、私のやっている内容はかなり簡単な方で、もっとしっかりとメンテナンスをされているかたも多いかと思います。
ということで、あまりメンテナンスをされていないという方に向けてのアドバイスということでご了承ください。
電動リールのメンテナンスで気をつけなくてはいけない点が幾つかあります。
一つ目は「水に漬けないこと」
電動リールは強い雨風、波しぶきの中での釣りは想定して作られていますが、水の中での使用は当然想定されていませんので、水洗いの際、リール本体が水に浸かることは避けてください。
二つ目は「高温のお湯は使わないこと」
リールにはグリスが使われており、それはリール表面にも一部露出しています。高い温度のお湯を使うとグリスが溶け出してしまう可能性がありますので避けてください。
三つ目は「水をかける前に締めるべきところは締める」
水洗いの際、水が入ってしまうことで故障につながる恐れがある場所があります。それはリールのドラグ部分とコードを刺しこむカプラー部です。
ドラグノブはある程度まで締め、カプラー部はキャップをしっかりと被せてから水をかけましょう。
以上の3点に注意をして水をかけますが、メンテナンスをする場所として理想的なのはやっぱりお風呂かなと思います。
お風呂の床面に洗面器を裏にして置き、その上にリールを置きます。こうすることで、リールから滴る水は床面に向けて流れ落ちてくれます。
洗面器の上に置いたリールにシャワーの水(ぬるま湯)をかけてください。水圧はやや強めがいいと思います。リール全体にかかるように位置や水圧を調整して、概ね1分上かけ続けてください。
その後、乾いた布で表面の水分を丁寧に拭き取り、しっかりと水を切ってからドラグノブを緩めておきます。
で、翌日、ほぼ乾燥状態になってからクラッチのチェック、糸の出のチェック、ドラグのチェックをし、必要な個所にグリスオイルを注油して完了となりますが、ここで皆さんにもしていただきたいチェック個所が一つ。
コードを差し込むカプラー部を覗いてみてください。
ここはバッテリーから来た電気をリールが受け取る大事な場所です。
この部分に錆が浮き出ていませんか?油が切れていませんか?
錆の原因は油切れです。水洗いの時にキャップが被っていなかったのかもしれません。
汚れが目立つようであれば面棒などできれいに汚れをふき取ってから、グリスを注油してください。
また、コード側のカプラー内部のピンが刺さる穴の部分にも注油をしてください。
これで電動リールのメンテナンスは終了です。どうでしょう、意外と簡単でしょ?
常日頃からこれくらいのメンテナンスをしておけば、久しぶりに使うなんて言う時にもしっかりと動いてくれるはずです。
ついでにバッテリーもシャワーの水をかけ、乾いた布でしっかりと拭き取ってから、電極部分にうっすらでいいですからグリスを塗っておくと電極の錆を防ぐことが出来ますよ。
なお、異常を感じたらすぐに修理に出しましょう。
使用頻度にもよりますが、年に一回程度はメーカーに出してオーバーホールをしてもらうといつも快適に使用できますよ。