静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

愛知 静岡エリア 2018年11月の海況情報と12月の釣況予測

2018/12/06
  • 1,213 view
  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

12月に入りましたが、ここのところの気温の高さに違和感を覚えている方も多いはず。
我が家の紅葉も落ちかけの枯葉の中に緑の新芽が芽吹きだし、植物もこの高気温に面食らっているようです。

それでも釣りものは徐々に冬の気配を感じられる対象魚に変わりつつあります。
徐々に下がりつつある水温は魚達に季節の変化を感じさせているようですね。

そんな秋から冬へと変わりつつある11月の海況情報をまとめてみましたのでご覧ください。


11月下旬現在の海況状況
先月末に引き続き、黒潮は紀伊半島串本沖付近から南下し、御前崎付近から北上しています。
大蛇行傾向は継続しているものの、昨年の同時期と比べてわずかながら蛇行は緩やかになっているようです。遠州灘の沿岸水温、及び伊勢湾、駿河湾の水温は昨年と比べてかなり高い傾向が続いています。

下の図は2018年11月29日発表の海流概要図です。
(出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html

↓ そしてこちらが昨年2017年11月30日発表の海流概要図です。

11月末現在、沿岸水温や湾内水温についてはかなり高い状態が続いていますが、黒潮分流の流入による影響だけでなく、11月の東海地方の気温が例年と比べて1.5℃前後高めに推移した影響も大きく関係しているようです。
伴い、今後の気温動向が冬型に移行すれば一気に低下する可能性もあります。


次に今後の釣種釣況の傾向と見込みです。

三重熊野灘エリア
11月下旬の熊野灘の沿岸表層水温は20℃前後と平年と比べて、平年よりもおよそ1~1.5℃高めに推移しています。伊勢湾奥ではおよそ16℃とこちらもやや高めながら湾口部では外海との水温差が大きくなりつつあります。
尾鷲、紀伊長島ではアオリイカのティップランがまだまだ好釣果継続しています。他、釣りものとしてはタイラバやジギング、ボートアジング(バチコン)などがあげられます。
また、12月半ばより半夜釣りでのイカメタルでのアカイカ(マルイカ)、ヤリイカもスタート見込みでこちらも楽しみです。
エサ釣りではてウタセマダイや泳がせヒラメ、青物もねらい目です。

日本海エリア
10月末時点では流勢の弱かった対馬暖流が11月に入って平年並みの流勢に回復しました。伴い、拡大された暖水から供給される水蒸気による降雪量増加が懸念されます。
福井エリアのタルイカはメタル、エサ釣り共に時ならぬ好釣果に沸いています。マイカも対馬海流の流勢が回復した影響からか、例年よりも長く釣れ続いてくれて釣り人を楽しませてくれています。
あとはどのくらい雪が積もるか、何時頃から時化るかが釣り人への影響要因ですが、願わくば一日でも長く釣りができる日が続いてほしいものです。
ジギングではサゴシ、ハマチが絶好調です。出船できさえすれば釣果は堅いのですが、こちらも降雪と時化具合の影響が大きく、今後の天候次第といったところです。

愛知~静岡エリア
泳がせのヒラメが絶好調です。豊浜、片名に続いて師崎遊漁船でも始まって、連日の好釣果を記録していますが、毎日の好釣果ということで物理的にヒラメの数は日々減少していくため、今後はヒラメ&青物狙いへ移行していく見込みです。
他はアジ五目サビキ釣りやカサゴ釣りの釣果が安定中です。ウタセ五目釣りはエサの活きウタセがそろそろ入手困難になりつつあるからか、エサの手配が出来なくなった時点でぼちぼち終了の様子です。おなじく伊良湖沖のタチウオも11月末でほぼ終了となっています。
もう一つの本命ターゲットは伊良湖沖のフグ・カワハギですが、大型のヒガンフグ混じりで好釣果継続しており、今後はフグ中心に楽しめそうですので、冬場の美味しいターゲットとして注目しておきたい釣りものです。
赤羽根港、伊良湖港出船の大山沖アカムツ狙いも11月に入って釣果安定傾向です。静岡県福田沖のアカムツの釣果もややムラを感じるものの冬の荒食いが始まっている様子ですし、アマダイもシーズンインしていますので、中深場の底物が面白そうです。
深場と言えば今年は遠州灘のタチウオの釣れっぷりが尋常ではない状況となっています。数はもちろん指5本クラスの大型も多くタチウオファンを喜ばせていますが、これほどの釣果が続いている状況はほぼ初めてで、今後どこまで釣れ続くのかの判断が難しいところです。
御前崎エリアの船カワハギも注目の釣種です。相良坂井平田港と大井川港の遊漁船がカワハギをメニュー化していますので、静岡県のカワハギファンには朗報と言えます。

岸からの釣りでは愛知沿岸各所、浜名湖のハゼが最終盤を迎えています。数釣りは難しいと思いますが、良型を狙える落ちハゼのシーズンとなっています。水温の低下に伴い水深の深い場所がポイントになってきますので、リール竿を使った投げ釣りで船道(ミオ筋)を狙いましょう。
また、10月中旬よりスタートした三河湾エリアのヒイカエサ釣り、エギングが11月末を迎えても好釣果継続中です。今年は例年よりもイカの魚影が濃そうな感じなので、何時まで続くか、期待したいところです。

以上、12月の釣り予想でした。まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(笑。

TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる