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こんにちは、
リメイク、リペア担当の福田です。
今回は、メガドライM2の5-52遠投タイプのパイプシート移動!
前回は、メガドライM2の3号タイプでした。
今回は、ロッドの径が太い為、
リールシートに使用されている接着剤に対して、
加熱が、キモとなります。
今回は、メガドライM2 5-52遠投タイプでチャレンジします。
パイプのリールシート交換のコツを、
東京都在住のタケダ様より教えて頂きました。
店頭で紹介時は、
この外し方を、タケダ式と紹介しています。
パイプシートの移動が、
全ての竿に、当てはまる訳ではありませんが、
出来る物は紹介して行きます。
①元竿パイプシートが入る、
35~40パイの熱収縮ラバーグリップを用意します。
②ヒートガンを使用します。
ガスコンロよりもヒートガンの方が、
万遍なく手軽に、
熱量を加える事が出来るスグレモノです。
(取り扱いは注意!)
③熱収縮ラバーグリップを、
パイプシートの長さ分にカットします。
④チューブを被せて、
パイプの上下、ズレが無いか確認します。
⑤ヒートガンで、
熱収縮させて行きます。
⑥熱収縮させてからも、
外部から熱を加えます。この加熱がキモです!
※チューブが無い場合、
そのまま熱を加えると、
パイプシートも溶けて変形しますが、
パイプシート部に、
熱収縮チューブを噛ませ、
(あんこ)にて熱を加えながら、
パイプシートを後方に、
ネジリながら下げて行きます。
※軍手などで手を高熱から保護し、
シートをねじり下ろします。
1度の加熱で、
上手く行く時もあります。
今回は、数回チャレンジしましたが、
5号竿のパイプシート内に、
使用されている接着シートの面積が広く、
接着が強力で、ねじり下ろす事が出来ず、
今回移動は断念しました。
(何度も高熱を加え続けると破損に繋がります。)
お客様には、現状を説明し断念!
別の加工で提案させて頂きました。
年間通し10件以上は受けている
リバーシブル加工です。
それは、
プレートシートを、
元のシート裏面に取り付ける事で、
その名の通り表と裏で使用出来ます。
容姿を気にされる方もいらっしゃいますが、
機能重視で、再度加工チャレンジします。
チタンプレートシート6番を使用。
お客様の矢引きの位置と、
イメージを確認中! 側面から!
イメージ確認中! ロッドの背側から!
リールをセットしながら、長さを決め位置固定!
スレッドカラーを決めてもらいました!
早速プレートシートの巻き、コーティングをします。
純正のパイプシートの後方裏面位置に、
プレートシートを取り付けた状態となります。
お客様のご要望で 、
コーティングは厚目にて処理。
このリバーシブル(表、裏)シートタイプは、
年間10件前後受けています。
振り出し投げ竿をご愛用されている、
お客様からの支持は熱いです。
完成!
コーティング硬化後に、
お客様に引渡しとなります。
週末に試投されるご予定に間に合いました。
ブログ掲載も快く御了承されました!
リバーシブルタイプの取付けは、
ロッドの矢引き、長さ(ストローク)を変更し、
飛距離の変化を楽しめます。
この改造も1本の竿で、
2本分の面白さを引き出せます。
釣りを楽しむ!
おすすめの改造事例でした。
次回のグリップ交換は、
成功させたいです!
▼タックルオフスタッフのメイキングレポート