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こんにちは、
リメイク、リペア担当の福田です。
今回の依頼は、
サンダウナーコンペティション
プロトギア・ストリップ仕様に、
持ち込みガイドとリールシートを取り付けます。
サンダウナーコンペティション・プロトギア35号-400S!
毎回、
貴重な竿、懐かしい竿など、
高額品ロッドのガイド取付けを、
任される事はうれしい限りです。
ガイドは、チタンガイドTKWです。
プレートシートは、チタンタイプのFK2-T-NS7です。
ガイドの指定位置を確認します。
ガイド位置のスペック表は、
メーカーによって指定位置が違うので、
メーカーホームページなどで、
確認して下さい。
今回お客様から、
ご指定されたガイドのスペックは、
富士工業さんです。
・富士工業さんのガイド位置取付けスペック表
富士工業さんは、
ロッドを継いだ1ピースの状態で、
数値を出しています。
リールシート位置は、
バットエンドから、
リールシートの中央位置で、
表されています。
シマノ、ダイワさんは、
#1、#2、3#とパーツ毎に、
数値を出しています。
リールシートの位置は、
バットエンドから、
リールシートの上部位置で、
表されています。
メーカー毎に、
表示に違いはありますが、
フィールドテスト済みの数値なので、
安心して活用できます。
玄人様は、
ご自分の経験などを参考にして、
組み換えてご使用されています。
・シマノさんのガイド位置取り付けスペック表。
・ダイワ(グローブライド)さんのガイド位置取り付けスペック表。
オモリの号数。
ロッドの長さ。によって、
ガイドバランスの位置が変わります。
リールシート位置も、
ご自分の体格に合わせ、
変更して楽しめます。
・TOPガイドから取りつけて行きます。
・次のガイド指定位置をメジャーで確認。
ガイド取付け完了!
・プレートシートを取り付けて行きます。
プレートシートは、
お客様のご要望に合わせて、
取り付けて行きます。
・下敷きに熱収縮チューブを使用します。
プレートシート指定位置の下に、
熱収縮チューブを入れます。
プレートシート位置を動かしたい時、
熱収縮チューブを下地にする事で、
エポキシが付着せず、汚れる事無く、
綺麗に取り付けと取り外しが出来る、
おすすめの作業です。
・ラピーテープ(シルバー)を入れる位置を確認します。
リールシート位置を確認。
収縮チューブの上下に入れます。
指定位置にラピーテープを貼ります。
テープを貼る前にブランクは、
しっかりアルコールで拭いてから貼ります。
ラピーテープは、
前後約3mm出しを指定されていますが、
収縮チューブの特性上、
上下の切り口を、綺麗に切り揃えても、
収縮時に、同じ位置や切り揃えた形には、
成りづらいので形の誤差が出ます。
上下の収縮も含んで、
指定長さより少し長めにカットして実施。
イメージは、
こんな感じです。
この位置の状態で収縮できればOKですが・・。
上部から収縮させて行きます。
収縮状態もやはり、
少し切り口部が波の様に歪みが発生します。
プレートシートの位置を確認して、
スレッド巻きをして行きます。
今回は、 プレートシートの中央部から
スレッド巻きをしました。
プレートシート脚、
下部のスレッド巻き完了。
3ヶ所のスレッド巻き完了!
スレッド表面を擦り、
隙間をならしてから、
コーティングに入ります。
ラピーテープの上下3mm出しも、
お客様からOKが出ました。
投げ釣りシーズン前に、
高価な竿を預かりガイド交換をさせて頂いています。
コーティングも、
お客様のご要望にて、
厚めにコーティングしてあります。
週末には、試投されるそうなので、
釣行には間に合う事が出来ました。
コーティングの硬化を確認後、
お客様に引渡しとなります。
ブログ掲載も快く御了承されました。