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こんにちは
ブラックバスフィッシングマイスターの加藤です
ネットで多く見られるベイトリールのブレーキ調整方法とは少し違った、
キャストのしやすさを優先した調整方法を紹介したいと思います。
今回はシマノ製リールに多い、遠心力ブレーキについて話したいと思います。
”遠心力ブレーキが苦手”
”バックラッシュが多い”
そんな方に必見の内容となります!
MGLスプールが出て、レスポンスが高すぎて使いにくいと感じた方もいらっしゃるかと思います。
DCブレーキやダイワ製のマグネットブレーキ(特にSVスプールなど)はすごく投げやすいのに…。なんてお話しを伺うことも良くありますが、大抵の場合はブレーキの調整だけで大幅に改善できてしまうことが多いです。
まず初めに、メカニカルブレーキの調整から入りたいと思います。
ここです。
最近ネットを見ていると、
「スプールがカタカタ言わないギリギリのところまで締める”ゼロポジション”で固定しましょう」
「メカニカルブレーキを締めこむと折角のスプール性能が発揮できません」
と書かれていることが多いです。
確かにそうであるといえばそうなのですが…。
しかし、絶対にそうかと言えば違います。
正しい知識でメカニカルブレーキを使えば非常に使いやすくなります。
まず、メカニカルブレーキの特徴を知ることから始めましょう。
メカニカルブレーキは回転数にほとんど左右されず、一定の強さが効くブレーキです。
遠心力ブレーキ、マグネットブレーキに関しては、回転数が上がると、より強くブレーキが効くものです。
なので、低回転時のブレーキをサポートをするのに使います。
メカニカルブレーキが完全に効いていない状態だと、スプールの自走が止まらず、キャスト後に若干浮いてしまうトラブルを経験している方は多いと思います。
ほんの僅かにブレーキを当てるだけで、そういったトラブルを防ぐことが可能です。
調整したものを見ていただくと、
「これメカニカルブレーキ効いてるの?」と言われる程度の強さです。
その他にも
ルアーの飛行姿勢の安定を狙って効かせる場合もあります。
完全にフリーで飛ばすと
ルアーの向きが安定せず、回転してしまったり、空気抵抗が大きい状態で飛んでしまいます。
それを飛行姿勢が安定する程度に遠心力ブレーキやメカニカルブレーキを調整すると、
真っ直ぐ飛ぶことで、空気抵抗が減り、結果として飛距離アップに繋がる場合があります。
また、安定した飛行姿勢はキャスト精度向上にも効果があります。←とても重要
この調整はビッグベイトなどで特に効果的です。
このように、サミングで調整しにくい領域をうまく調節することで、より快適なキャストを出来るようになるのです。
続きまして、遠心力ブレーキについてです。
19アンタレスやメタニウムMGLなどに採用されているSVS∞(SVSインフィニティー)
ラインの量や太さ、ルアーの重さ、抵抗などで調整は必要になりますが、
ほとんど場合はこの遠心力ブレーキシューは4つONで大丈夫です。
ここを最弱にしても、ブレーキが強く効いてしまう場合はブレーキシューを調整しましょう。
MGLスプールが出て、スプールの性能が大幅に向上されました。
回転が良過ぎるが故に、ブレーキをある程度効かせた方が良いことが多いです。
ブレーキを効かせると、飛距離が落ちてしまうという風に思ってしまっている方も多く、ブレーキを弱め過ぎてバックラッシュが多くなってしまっている場合があります。
遠心力ブレーキはバックラッシュが起きないところまで、しっかりと効かせてあげるのが良いと思います。
それで強過ぎる場合には少しずつ弱めていきながらの調節がベストです。
ポイントが近く、最長距離を必要としなければ、適度に効いたブレーキの方がコントロールも効いて、釣りがしやすくなりますよ!
あまり知られていないブレーキの話し
飛距離を求めすぎて、弱バックラッシュ状態で投げていることはありませんか?
最近のリールはラインとリール本体の間が狭いです。少しラインが浮くとリール本体に接触します。
ラインがリール本体に当たると、
・ラインでブレーキが掛かります。
・ラインがとても痛みます。
一生懸命サミングして調整する方法もありますが、ラインを押さえてブレーキを掛けると、
・ラインが痛みます。
なので、個人的にはブレーキは少し強めが好みです。
キャストはルアーを目的のスポットに正確に届けることが最大の目的です。
ブレーキの調整をしっかりと行なうことで、より魚に近付くことが可能となります。
リールに搭載されたブレーキシステムを上手く活用し、アングラーのキャストスキルを向上させることで、より良いキャスティングができるようになっていくはずです。
正しい知識で取り扱うことで、今よりもっと楽しく気持ちの良いキャスティングができるようになると良いですね♪