こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。
11月も半ばを迎え、吹く風も冷たさを増してまいりました。
8月から師崎の船宿さんで始まったカワハギ釣りもそろそろフグ中心の釣りに移行して、カットウ釣りのお客様が大半となりつつあるようです。
カットウ釣りでもカワハギは掛かってきてはくれますし、フグも美味しい魚なのでそれはそれで楽しいのですが、私個人としてはやっぱり食わせ釣りで狙うカワハギ釣りが面白いと感じます♪
実は私も思いっきりカワハギ釣りにハマった時期があるんですよ(〃▽〃)
針や仕掛けにこだわり、竿やリールも当時の最新モデルを手に入れて大会にも出たことがあるんです。
大会での結果はというと、本当にもう一歩で全国大会に手が届くところまで行ったのですが、僅差で敗退してしまいました。
その後、FAとしての仕事のため土日の釣り教室開催が多くなり、大会に出ることはなくなりましたが、今でも好きな釣りを聞かれると、いくつかの釣りの中に「カワハギ釣り」が必ず入ります。
カワハギ釣りの何が面白いのかというと、いろいろと工夫のし甲斐があること。
ただ漫然と釣りをするのではなく、仕掛けを工夫し、釣り方を工夫して釣りをすると、それなりの結果が見えることがカワハギ釣りの面白さのひとつだと思うんです。
ちなみに下の写真は私のカワハギ仕掛け。市販の仕掛けとは一味違う特殊なもので、オモリは20年位前からずっとハリス止めで取り付けています。
また、オモリ部のデコレーションは今年になって見つけたルアー用のスカートを取り付けて使用してみました♪
あと、私の釣り座はこんな感じ。
皆さんの中にも使用されている方も多いのではないかと思いますが、ダイワのエサトレーを竿置きの万力で取り付けていますが、自作の使用済み針入れをセットして使っているんです。
でも、このタイプは型が古く、晴天時はアサリがカピカピに乾いてしまいますので、エサトレーはふた付きのものがおススメです。
この使用済み針入れは15年くらい前に作ったもので、ペットボトルのふたの部分にマグネットを埋め込んであり、ふたを外すと針がくっついてくるので、針の廃棄がとても簡単に出来る便利グッズです♪
そんな大好きなカワハギ釣りに11月12日、ようやく行くことが出来ました♪
本当はもっと早い時期に行きたかったのですが、毎週のように開催される釣り教室の準備やその後の処理、天候の不順もあってなかなか実現することが出来ませんでした。
午前5時半、師崎港の石川丸駐車場に到着。
東の空が白みはじめ、ゆっくりと準備をして受付を済ませて予約人数を伺うと、乗船客は我々を含めて3名だけ。
この日は西北西の風が強く吹く予報が出ていたためか、二の足を踏んだ方も多かったのではないかと思います。
今回お世話になったのは第8石川丸の浜本船長。イシグロのスタッフも幾度となくお世話になっている船長です♪
午前7時のスタート時間にあわせ、6時40分頃、ゆっくりと港を出て港前で待機。
周りにも多くの船が今や遅しとスタート時間を待って待機しています。
午前7時、船が一斉にスタート!
第8石川丸はこの日は西北西の風が強いということで、師崎前のポイントに入りました。
水深は20m弱。海底には人工の漁礁が入っており、根掛かりに注意が必要です。
お隣の乗船客はカットウ釣りで、私と同行の仲良しさんは喰わせ仕掛けで釣りスタートです。
仕掛けが着底したらオモリを海底に着けたままゆっくりとしたタタキで仕掛けを動かし、竿先のテンションを変えないように止めてアタリを待ちます。
カワハギからのシグナルを感じられないようであればオモリを持ち上げて再び着底させて同様の誘いを繰り返してみます。
しばらく同じ動きを繰り返し、エサ点検のために仕掛けをあげてみると、見事にエサが全部なくなっていました。
カワハギはいる!
次の投入では誘いの動作を若干早め、オモリを1m程持ち上げてフワフワと竿先を動かしながら少しずつ仕掛けを下げていきます。
これはカワハギの活性がある程度高い時、早めの誘いでエサを見せながらも食わせず、ゆっくりと沈下するエサを追わせる方法で、過去のホームグラウンドだった御前崎沖でも多用した釣り方です。
誘い下げの最中、オモリが海底に着底する前にゴゴッとカワハギ独特のアタリが出て、とっさにアワセると手に伝わってきたのはカワハギ独特の感触!
海面に顔を見せたのは紛れもないカワハギでした。
その後も同様にたたきからの誘い下げに好反応♪
ある程度楽しめたところで、用意してきたカットウ釣りの道具を持ち出し、フグ狙いに切り替えます。
えっ、カワハギ釣りが好きなんじゃないの?
いいじゃないですか♪どっちも釣れるのならやっぱり楽しみたいでしょ。
節操がなくてゴメンナサイ♪
という訳で、しばらくカットウ釣りを堪能してから再びカワハギ釣りに復帰。
この日の潮止まり時間は午前11時半頃、やはり潮止まり前後はアタリも少なく、船長もあちらこちらに移動して魚の反応を探りますが、なかなか思うようには釣れてくれません。
しばらく針に付けたエサも残ったまま釣りを続けましたが、徐々に潮も効き出したようで、エサ取りのアタリに混じってカワハギのアタリも増えだしました。
エサを丁寧につけ、海底からの誘い上げから誘い下げをすると、良型のカワハギ4連釣!
パターンにはまって釣り終わりまで楽しく釣りが出来ました♪
釣果はキーパーサイズを15枚とコッパを3枚で、コッパは優しくリリース。
フグは9匹と我が家で消費するには充分な釣果でした♪
浜本船長、ありがとうございました!
ちなみにこの日消費したアサリはおよそ200粒。途中、カットウ釣りで遊んでいたためこの程度の消費で済みましたが、まじめにカワハギ釣りをしていたらおよそ300粒は消費していたはず。
マルキューの食わせアサリ(赤いパッケージのもの)であれば4パック必要です。
これからカワハギ釣りをされる方はさほど多くはないと思いますが、参考にしてくださいね。
この日は風による船の揺れで仕掛けのコントロールがしにくかったことを考えるとまずまずの釣果だったのではないかと思います。
もう少し凪の良い時にもう一度カワハギ釣りをしたいなと思いますが、すでにヒラメの泳がせ釣りも始まりますのでどうなることやら。
そうそう、カワハギは全部キモパンで、これでもかっていうくらいの肝和えを食べ、ちょっと気持ち悪くなったというおバカな私でした。
近日公開のブログで、この時に私が使用したカワハギ仕掛けの全容を公開させていただきますのでお楽しみに!