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【20エクスセンスDCSS最速インプレ】 イシグロ西春店スタッフ中居が投げてみた

2020/03/19
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こんにちは!イシグロ西春店の中居です!

今回は先日発売となった、

シマノ 20エクスセンスDCSS

こちらをスタッフ中居が実際に投げてきたので、

※ちゃんと予約して買いました

実際の使用感や、今までのDCリールとの違い、主に17エクスセンスとの違いについて

簡単にですが書いていきたいと思います。

以下、かなりの長文となりますので、

お時間に余裕のある時にお読み下さい

↓製品の特徴については、以前書いた記事をご参照ください↓

スタッフ中居解説 20エクスセンスDCSSがヤバすふぎる5つの理由

当日の天候は曇り、風はほとんど吹いておらず無風に近い状態でした。

絶好の試投日和

使用したタックルデータは以下の通り

リール シマノ 20エクスセンスDCSS XG右

ロッド Gクラフト セブンセンスミッドウォーター MWB-972-TR

ライン DEUL アーマードF+ 1.0号 150m

リーダー バリバス プレミアムショックリーダーナイロン 20ポンド 2ヒロ

リールの糸巻き量は、下巻きを入れてスプールいっぱいに入る様に設定しました。

まずは小手調べに、ウエイトのしっかりあるものから投げていきます。

一番最初は「バスデイ レンジバイブ55TG」 ウエイトは14.5gです。

エクスセンスDCSSはPEモードはダイヤルが3段階なので、それぞれで投げていきます。

まずダイヤル3で第一投をなげてみて、

あれ?あんま飛んでない?

という印象。

そこからダイヤル2、ダイヤル1と下げていきますが、なんかいまいち飛んでいない印象。

ラインがガイドに絡まっているのか?、もしかしてガイド1個分ライン通し忘れてないか?

ロッドの#1と#2がねじれて取り付けられていないか?

など原因を探りますが、どれも該当せず。

同行していたガーミン稲上に、「コレとばねえなぁ」というと

稲上「いや中居さん・・・めちゃくちゃ飛んでますよ」

は?

僕らは最初、明かりの無い暗いところで投げていたのですが、

どうやら横から見ていた稲上には、飛んでいるように見えているらしく

明るい橋脚の下に行って、再度投げてみる事に。

明るいところなら着水点もはっきりわかるし、

橋脚というどれくらい飛んでいるかの指標になる物体もあります。

ちなみに17エクスセンスDCで、同じレンジバイブ55TGを投げた場合、

僕らの立っているところから2本目の橋脚のちょっと向こうまで届きますが、

20エクスセンスDCSSでは、同じルアーを投げて丁度2本目の橋脚あたりに着水。

うん、コレめっちゃ飛んでるわ

最大飛距離は17エクスセンスDCに若干劣るものの

それでも重量のあるルアーの飛距離は十二分だと思いました。

Q.では、なぜ最初中居は飛んでいないように感じたのか?

これはリールのスプール幅が大きく関係しています。

17エクスセンスDCではナロースプールを採用していましたが、

今回の20エクスセンスDCSSには幅広のワイドスプールが搭載されました。

ナロースプールは、ラインの放出が非常に良く、キャストフィールが良くなります。

このキャストフィールが良いというのは、「よく飛んでいるように感じる」

ということです、実際には計測してみるとそこまで差は無かったりします。

キャストフィールに関するはなしは、19アンタレスのときにスタッフ加藤が解説してくれていますのでコチラもご覧下さい。

なので、

17エクスセンスDCのキャストフィールに慣れ切ってしまっていた自分には、当初

20エクスセンスDCSSが全然飛んでいないように感じたのでした。

とくに夜間でのキャスティングは、スプールの回転音や手元のラインの放出感を昼間よりも

敏感に感じ取ってしまうため、頭の中で勝手にこの感じだとこれくらいしか飛んでいないな

と錯覚してしまったのです。

さらに、

20エクスセンスDCSSはより深溝になって糸巻き量が増えていますが、

PEラインを巻く際は、多めに下巻き糸を入れねばならず、

スプールの重量増による慣性の悪化により、

スプールの動き出しが17エクスセンスと比べると悪くなっている印象でした。

それによって、オーバーヘッドキャストで投げた際に、

17エクスセンスと同じ感覚でルアーをリリースすると、

弾道が低くなり、飛距離が伸びなかったのですが、

アッパースイングでキャストすると、しっかり飛距離が伸びたので

リリースタイミングさえ合わせれば、問題なく飛距離は出せると思います。

さて、

20エクスセンスDCSSの飛距離が問題ないことはわかりました。

今回のインプレは、新しいI-DC4エクスセンスチューンの限界はどこなのか?

を軸足に据えて、さらに進めていきます。

続きまして、「DUO マニックフィッシュ88」です。ウエイトは11gです。

これも難なくキャストできました。

このあたりからウエイトをかなり軽くしてみます。

中居の持論では、

「ベイトでシーバスをやるときに快適に投げられる限界点は7g」

※BFS用リールは除く

と定義しているのですが、それを超えられるかどうかのテストを行います。

投げるルアーは「ラッキークラフト ワンダー60」ウエイトは6.2g

ワンダーシリーズはワンダー80でも、ベイトでは微妙に投げづらいレベルですが、

なんとワンダー60でもバックラッシュせずキャストできました。

※ダイヤルは3で設定しました。

このあたりから中居は、

このリール、自分が思っている以上にヤバいのでは?

と思うようになってきました。

つづきまして「DUO レアリススピンベイト60」ウエイトは4.5g

バス用のシンキングスイッシャーで、重量が軽いだけでなく、前後にペラが付いているので、

空中での空気抵抗はなかなかのもの、普段ならBFS用リールで投げる代物です。

結果から言うと

バックラッシュせずに投げられました

というかこのリール、どんなルアーを投げても、

ルアーが空気中にある間は糸が一切浮くことが無く、

着水のサミングのタイミングさえ間違えなければ、なかなかバックラッシュしてくれません。

以前の記事で、今回のIDC-4はハード面では古いDCだが、

ソフト面では最新版にアップデートされていると述べましたが、

実際使ってみてDCブレーキの制御レベルが今までの物に比べて格段に上がっている

というのが正直な感想です。

こうなったらいままでのベイトリールでは絶対に投げれないものを投げてみよう

と、中居の中で趣旨が歪んできました。

まず「アイマ スケアクロー75S」ウエイトは10g

このルアーは小型でかつ、ジョイントベイトです。

ジョイントベイトは空気中では飛行姿勢が不定形のため、空気抵抗が変わりやすく

既存のベイトリールでは、いわゆるビッグベイトクラスの重さがないと、

なかなか投げられないルアーです。

05 ドクリア

さらに「アピア パンチライン45」も投げてみます。ウエイトは3.4g

さすがにメバル用プラグは無理だろww

と思っていたのですが、

衝撃の結果は、↓こちらの動画をご覧ください↓

※動画内でスケアクロウ80Sとなっていますが75Sの間違いです。

・・・・・・

ヤバない?

まぁさすがにパンチライン45は、ほとんど飛びませんでしたが、

小型のジョイントベイトが十分実用に耐えうる範囲でキャストできたことには、

正直感動すら覚えました。

今回のインプレッションは途中から若干趣旨が変わってしまいましたが、

それでもエクスセンスDCSSの限界を知るには十分なデータがとれたとは思います。

17エクスセンスDCと比べると、いろいろな違いが見えてきました。

①最大飛距離は、17エクスセンスDCのほうが飛ぶ

②DCのブレーキ制御は格段にあがりバックラッシュ知らず!

③ブレーキのほぼ完全なオートマ化により、シーバスベイトの初心者の心強い味方に

④半面、飛距離にこだわる玄人には17エクスセンスDCのほうがオススメ

こんなところでしょうか。

ブレーキ制御の精度の違いに関しては、なかなか説明するのは難しいですが、

車に例えると、いままでの遠心ブレーキやマグネットブレーキがMT車、

いままでのDCリールが半AT車(パドルシフトのようなイメージ)

今回の20エクスセンスDCSSがAT車(そのなかでもCVT)

みたいな感じ?あくまでイメージですが。

20エクスセンスDCSSの気になる点としては、

①17エクスセンスユーザーとしては飛距離の伸びは物足りない

②HGとXGでハンドルノブの大きさが微妙に違う、個人的にはHGの大きさが好み

③スプール回転の立ち上がりのもっさり感

などです。

①や②は仕様なのでしょうがないですが、③に関しては下巻き量を減らすなどで改善するかもしれません。

所感としては、MAXから2割~3割程度減らすとさらに使いやすくなりそうだと思いました。

以上のことからスタッフ中居の結論は、

「これからベイトシーバスを始めたい人には、うってつけのリール」

です。

20エクスセンスDCSS買って、

みんなベイトシーバスやろう

この記事を読んで、ベイトタックルのシーバス釣りに興味を持った!

という方は↓の記事もどうぞ

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スタッフ中居解説 シーバスベイトタックル入門 第7回~ルアー編~

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