ブランク&ガイド編!
こんにちは、タックルオフ工房 の 疋野 です。
最近、話題となってる、レイクジギング用のロッドを
ロジギア のブランクを使用して、作ってみました。
ちなみに今回は ベイトロッド です。
ロジギア って何? と思われた方は、こちらもどうぞご覧下さい。
昨年、レイクジギングを始めたものの、
専用ロッドが無い為、自作でレイクジギング用のロッドを
カーボンソリッドブランク で 2本 製作しました.
が、しかし、それはそれで 良いものが出来たなっと
思ったのですが、市販のカーボンソリッドブランクでは
どれも、削り込まなければ、使えませんでした。
さらに、ソリッドでは重くなってしまい、
感度も良いとは言えません。
そこで、チューブラーカーボンのブランクで使えるものがないか
捜索開始!
おや? まさかの灯台下暗し!
ロジギアのTR Sensitive54 を曲げてみたら
いい感じじゃないですか。
更に感度を上げる為に、チタンティップを着けれないか?
装着しても綺麗にブランクは、曲がってくれるか?
捜索開始!
そして見つかったのが、この チタンティップ!
このチタンティップをバランスの良い所に装着!
チタンティップはイシグロ オリジナルの
形状記憶合金 2段テーパー素材(チタンティップ)太径モデルを使用!
ガイドは トルザイトリング、チタンフレームガイドを
スパイラルガイドセッティング
で取り付けました。
一つ目の理由はチタンティップにあります。
実はチタンティップにガイドを取り付けた場合、
カーボンやグラスのブランクに取り付けた時よりも
ガイドの固定力が弱いのです。
その為、通常のガイドセッティングですと、
ベイトロッドの場合、リールが真上の時
ガイドも真上に来ます。
しかし、ラインにテンションが掛かった時
ロッドはガイドの反対側に曲がります。
この時、常にガイドの真反対に曲がっているわけではないので
ガイドは左右どちらかに、引っ張られる力が掛かります。
それによりチタンティップ上に取り付けたガイドが
動いたり外れたりする事があります。
スピニングや両軸用をスパイラルでガイドを下向きにしても
ガイドに対して真っすぐに力が掛かっている時ばかりでは
ないので、同じ事が、起こりますが、
上向きに取り付けた時に比べて、ガイドの足の横方向への
負担は少ないのではないかと、勝手に考えました。
二つ目の理由は
ブランクが曲がった時、ラインがブランクに当たらない
セッティングをした時、スパイラルの方がガイド数が
少なく出来るからです。
しかし、ガイドは少なければ良い訳ではなく
このブランクをより活かせるガイド位置とガイドの種類、個数を
決めるまで、かなりの時間を費やしました。
ちなみに、全長は 6フィート1インチ としました。
海のジギングと違い 湖のボートは 水面に近い為
ロッドの振り幅を大きく取れるよう 少しだけ
短めにしました。
使用ガイド
T-LGST 5-1.0
T-KTTG 4.5 ×3
T-KTTG 5 ×2
T-KWTG 5.5
T-KWTG 6
T-KWTG 7
T-KWTG 10M
全て チタンフレーム
トップガイド以外は トルザイトリング
トップガイドのみ Sicリング
トップガイドをトルザイトリングにしなかった理由は
以前作ったレイクジギングロッドにトルザイトの
トップガイドを取り付けて使用しましたが、
PEラインのザラザラを感じすぎて、音鳴りが大きく
振動も伝わりすぎる為、必要な情報(アタリ等)が
ボヤケてしまう、そんな感じがしたため
今回は、Sicリング を採用しました。
チタンティップの取付とチタンティップの上の
ガイドの取付方法はこちらをご覧ください。
ガイドの取付方法はこちらをご覧ください。
手元でじっくりご覧になりたい方には
こちらの ロッドビルディングガイドブック
も販売しております。
次回、グリップ編 へ続く。