完成~釣行編!
こんにちは、タックルオフ工房 の 疋野 です。
最近、話題となってる、レイクジギング用のロッドを
ロジギア のブランクを使用して、作ってみました。
完成したロッドにラインを通して曲げてみました。
上の画像は40gのジグをぶら下げた時の曲がりです。
更に重たいオモリを追加した曲がりです。
載せておいて、なんですが、この画像自体は、
あまり意味はありません。(笑)
「こんな感じで曲ります」程度でご覧ください。
実際には水中で いかに ジグ が いい感じ で動くかですね。
ちなみに現状で ロッド総重量が 84.56g です。
チタンティップはカーボンに比べて重く、
アルミパーツも各所、使用して、この重さなら
上出来ではないか。 自画自賛(笑)
やっと 緊急事態宣言も解除され
芦ノ湖へテスト釣行に行けました。
今回、作成した レイクジギングロッドに使用した
リールは シマノ 炎月 CT 150PG です。
ラインは PE0.8号 リーダーは フロロ3号
使用したジグは 30gと40gをメインに
下は15g~上は55gまで使用しました。
魚探でチェックしながらポイントを探します。
中層に反応がある場合は
カウンター付きのリールは便利ですね。
ラインのカラーも気にせず、ピタッと狙ったタナまで落とせますからね。
今回このロッドで一番チェックしたかった所は
フォール中のアタリの取りやすさ!
そこに注意しながら釣りをしてみました。
実際に使用してみて、解ったのですが
6フィート1インチという長さと軽さ
そして チタンティップの感度。
そのおかげもあってか、フォール中のアタリが
取れるではありませんか!
いや?まてよ、たまたまではないのか?
何度も再現できれば、証明する事ができるのですが
そんなに芦ノ湖のおさかなさん達も甘くない。
何度も同じ手には引っかからない。(笑)
この検証はまだまだ續きます。
しかし、副産物といいますか
予想していなかった 体感があったのですが
同行者とロッドを交換し合って使い比べた時
同じ重さの同じジグ(40g) をシャクっていても
今回、作成したロッドの方が疲れないというか
ジグの水への抵抗感(動き)はしっかり ありながらも
余計な力が要らないといった感じでしょうか。
では,もっと軽いジグではどうなのか?
思い切って? 15gを使ってみると
なんということでしょう(笑)
チタンティップがいい具合に曲がってくれて
ジグがいい動きしているじゃないか? (勝手に思っている)
とまぁ ヘッポコジギンガーを勘違いさせてくれる
ポテンシャルを秘めている。 (気がする)
そんな 懐の深い レイクジギングロッド が
できたんじゃないかなと思う次第です。
今回お世話になったボート屋さんは
スズキボート !!
実は 今回だけではなくて、私が小学生の時から
ず~~~っと スズキボート です。
静岡側から箱根峠を越えて 一番近い 箱根湾にある
ボート屋さんですね!
風が強い時でも、箱根湾の中だけは、穏やかな時が、多いですよ!
ワカサギも、スズキボート の桟橋のすぐ先で、釣れるので
手漕ぎボートでも、らくらくです。
芦ノ湖での釣果!
残念ながらデカいコーホーはバラしました(負け惜しみ)(笑)
ブラウンは比較的、釣りやすいです。
ヒメマス とっても美味しいですよ~!
この魚は 彼にロッドを渡して 1投目 で掛けたヒメマスです。
しかも、このレイクジギングロッドの初ヒットの魚でした。
くやしいような、うれしいような。
このあと、またしても、コロナの影響で、自粛にいたり
我慢の日々。
東京とその隣県は自粛せざるを得ないので
神奈川県の芦ノ湖は断念!
では、ワープして栃木県 中禅寺湖へ!(7月)
中禅寺湖といえば レイクトラウト!
レイクトラウト といえば 最大1メートルを超える大物!
相手にとって不足なし! (相手にしてくれればだが)(笑)
いざ、中禅寺湖へ!
やや遅れて、ボート屋さんに到着!
今回、お世話になったボート屋さんは
レイク岡甚さん!
早速、準備をして
出船!
しかし、後から分かったのですが
この時期、朝夕以外は非常に厳しいらしく
一日目のスタートが遅かった為、
魚探に反応はあるものの、まったく釣れず。
夕方、ようやく同行者が一本レイクトラウトを釣り上げたのみ。
やはり、いきなり行って釣れるほど甘くはない。
2日目は当然(笑)朝一からスタート!!
すると、いきなり、同行者にヒット!
やはり、朝一はチャンスなのか!
しかし、そのあとが続かず、時間だけが過ぎてゆく。
アタリもほぼ無く、気持ちが焦るばかり!
チャンスは 夕まずめ そこに賭けるしかない!
中禅寺湖の遊漁時刻は 5月15日~7月31日までは
午前4時~午後7時 まで
しかし、とうとう、時刻も 午後6時30分 を過ぎ
あきらめかけた、その時 ついに
きました!!
ようやくと言うか やっと掛けた 貴重な一本
フックは中禅寺湖の規定で バーブレス なので
慎重にやり取りします。
気を使わせてしまった同行者(笑)の 笑いの中
上がってきた魚は
60cm の レイクトラウト でした。
レイクトラウト としては
それほど 大きくはありませんが
自分にとっては、初めての中禅寺湖で印象に残る一本でした。
掛け始めは、重たいだけの印象でしたが、途中、
魚に持っていかれる時はさすがに、ロッドブランクの根本まで
曲がる引きを見せてくれました。
ロジギア ブランクの TR Sensitive54 は
高弾性カーボンでバットのパワーもありますが
AJ Stream53にくらべて 一回り柔らかく
仕上げられており トラウト をターゲットとするには
ジギングロッドとしても、選択として
間違ってなかったと感じました。
ロッドビルディングをされている皆さんの中には
ブランクの選択肢がなく、悩んでおられる方も
いらっしゃるかと思いますが、「〇〇用 ブランク」
といった、カテゴリー以外でも、使える ブランクが
あるかもしれません。 そういった接し方も
ロッドビルディング の一つの 楽しみ方 なのかもしれませんね。
皆さんも是非、オリジナルロッド で 楽しんでください!!
ロッドビルディング を楽しみたい方は こちら をご覧ください。
手元でじっくりご覧になりたい方には
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