こんにちは。
タックルオフ工房の曽根です。
夏場から好調の続く清水港の黒鯛カセ釣りですが、先月の好釣果が忘れられず今月も行こうと決心!
ここ数年の清水港は、夏場でも大型がかかる為、それなりのタックルが必要です。
かといってガチガチのタックルでは、中小型の引きは楽しめないので、今回は
オールマイティーなロッドを新調して釣行しようと考えました。
新調といっても勿論自作ですけどね。
ということで、夜な夜な仕事が終わった後に、少しずつ作業を進め完成させました!
作製したロッドをさらっとご紹介します。
詳しい作り方は以下ブログよりご確認いただけます!
曽根流 カセ・イカダ竿作成方法
今回使用したグリップ周りのパーツです。
ブランクは東邦産業さんと共同開発した、お勧めのグラスブランクです。
サイズは0.5mm厚、元内径12mm。
私の作る規格(口込内径、全長)では、これが一番オールマイティーに使用できます。
バット部分は、カーボンブレードホースで補強します。
これで大きな魚が掛かっても、バットが曲がりきるのをかなり防ぐことができます。
処理後はこんな感じになります。
今回の塗装は、こんな感じでグラデーション塗装「シャドウ吹き」にて処理してみました。
スタッフからは、「いやらしい」と評判でした(笑)
下準備完了!あとは組み立てるだけ・・・
グリップ完成!
ガイド付けて・・・
ネーム入れて・・・
コーティングかければ・・・
はい完成!
なんとか釣行2日前、ギリギリでした!
ここからは、実釣報告です。
釣り場は清水港、原金釣り船店さんから出船です。
船長の話を聞きながら、穂先に糸を通しています。
富士工業さんの「ラインスレッダー」があると便利です。
こういうの、昔だったら必要ないと思っていましたが、年取ると、あると便利と思う今日この頃・・・
当日使用した寄せ餌。
比較的活性が高いこの時期は、あまり凝ったブレンドはしません。
適当にやっても寄ってくれると思ってます(笑)
それより刺し餌が色々あった方が、安心しますね。
前情報で、船長からオキアミやモエビがメインになってきていると聞いてましたが、
勿論サナギやコーンも持参、この他スーパーで生ガキを買っていきました。
ポイントは貯木場で、目の前に壁のある場所です。
冬場人気のポイントですね。
この壁の向こうも海ですが、下が向こう側につながっています。
その為、大型がかかると壁に走られ、支えている支柱に巻かれてしまうことが多発するポイントです。
とりあえず、船長の情報通りオキアミからスタート。
始めは12cm位のヘダイが掛かってきました。
1時間ほどすると、黒鯛も寄ってきて・・・
無事1枚目。
最近はこのサイズが多くなっているようです。
船長からは「10枚くらい出ればいいかな・・・」ということだったので、
最低10枚、目標20枚でスタートしました。
その後も極小ヘダイに悩まされながらもコンスタントに黒鯛がかかります。
底にボラが寄ってきたことで、チヌも寄ってきた感じでしょうか?
フグも多いですが、ボラがある程度散らしてくれるようです。
このくらいの型でも、思った通り竿はよく曲がってくれるので、引きも楽しめますね。
後は大物が来てくれればいいテストになりますが・・・
昼位になると、予想以上に暑くなってきました。
この時期は上着を脱いだり着たりすることも多い為、このようなバッカンがあると便利!
今回Tsulino セミハードバッカンを新調してみました。
この直後、なかなかいい引きで上がってきたのは・・・
36cmの1枚。
結局黒鯛としては、これが今日一のサイズでした。
来た来た~年無か?
と思った強烈な引きの正体は・・・
う~ん・・・
40オーバーのアイゴさんでした・・・
毒に気を付けましょう・・・
餌はスーパーで購入した、生ガキでした。
餌が浮くとメジナ君もかかります。
そして、今日一の引き!
全く竿が立たず、糸が出されるばかり・・・
ラインは1.5号で、流石にこの引きに無理は出来ず・・・
クロダイでないのは間違いないですが、正体だけは見たいと思って頑張っていると、
この直後
GoProのバッテリーが切れました!
その後何とかあげてみると、その正体は・・・
デカいエイ!
でした!
そういえば、午前中目の前の壁をデカい座布団見たいのが流れて行っているな~
と思ってみてたのがエイでした・・・
掛かったのはそいつかな・・・
結局釣果は黒鯛16枚でした。
20枚には届きませんでしたが、満足のいく釣果です。
外道でしたが、デカいアイゴや、エイのおかげで良い竿のテストができました!
あのエイの引きでも十分耐えられる調子(強度でなく)だったので、中小型から年無クラスまで
十分楽しめるロッドというのが確認できたのがよかったです。
風が強かったりすると、全身コマセまみれになったりで、とにかく臭くなることの多いこの釣り・・・
そのまま車のシートに座るのも気が引ける人も多いはず。
そんな時に便利なのが、
車を汚すことなく座ることができます。
釣った魚は、食べる分だけ血抜きして持って帰りました。
友人の料理人にさばいてもらいましたが、やっぱりおいしいですね。
意外とお勧めの食べ方はてんぷら!
大型の肉厚の方がふわふわ感が味わえ、おいしいかもしれません!
中小型なら、骨はカラッと揚げれば骨せんべいとして食べられます!
自分じゃこうは料理できませんけど・・・
寒くなる前の11月にもう一回行ってこようかな・・・