こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。
7月から8月にかけての連日の酷暑、台風の連続発生、不安定な気象状況によるゲリラ的な豪雨と、今年の夏は釣り人泣かせの天候でしたね。
計画していた釣り教室や毎年恒例の鮎友釣り大会も悪天候の影響で中止となってしまいました。
9月初旬も晴れていたと思ったらいきなりの豪雨に見舞われたり、気象庁発表の天気予報もその予報通り一日が過ぎることが少ないように感じます。
まだまだ台風も出来そうな感じですし、前線の影響による降雨も多くなりそうな感じがしますので、釣りに行かれる際は充分に注意をしていただきたいと思います。
ということで、8月の海況情報をまとめてみましたのでご覧ください。
2018年8月初旬～9月初旬現在の海況状況
黒潮は和歌山県潮岬付近で大きく南下し、御前崎沖～八丈島にかけて北上をする大蛇行が継続しています。石廊崎沖の黒潮本流から暖水が流入し、遠州灘沖は広く暖水におおわれています。
8月初旬は猛暑日が続き、気温の上昇に伴って沿岸水温も上昇しました。8月末時点の沿岸水温は昨年と比べておよそ1～1.5℃ほど高い値を示してします。
下の図は2018年9月6日発表の海流概要図です。
（出展 海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html）
↓ そしてこちらが昨年2017年9月7日発表の海流概要図です。
黒潮の流路は現在の大きな蛇行形態が続く可能性が高く、黒潮からの分流の流入も続くと思われますので、水温の急激な低下はなさそうです。
また、9月の気温も平年並みとの予想が出ておりますので、沿岸水温についても平年並みか平年よりもやや高い状態が続くと思われます。
次に今後の釣種釣況の傾向と見込みです。
まずは三重県沿岸の釣況予測
9月上旬の沿岸表層水温は26～27℃と8月上旬と比べて少し低下しました。
尾鷲、紀伊長島ではナイトメタルのアカイカも好釣果継続。ボートアジング（バチコン）も本格的に始まり、40センチ級が好調に釣れています。ナイトメタル、バチコンアジングは夕方出船のため快適に釣りが出来てお勧めです。
秋アオリのティップランエギングも開幕し、好釣果継続中です。
キハダマグロのルアーゲームも本格化しており、三重の釣りが熱を帯びています！
続いて日本海エリアの釣況予測
マイカの釣果が絶好調です。イカメタル、胴突の釣り共に好釣果継続しています。また、タルイカメタルも8月中に若干の釣果情報があり、今後の釣れ方に期待したいところですがシーズンインにはまだちょっと早いかもしれません。
三国船宿ではマイカだけでなくＳＬＪ、バチコンアジングが楽しめる所もあり、こちらもお勧めです。
敦賀周辺の岸っぱりエギングも徐々に開幕しています。まだ小型が多いのでちょっと気が引けますが、9月半ばくらいになれば立派なターゲットして楽しませてくれそうですね。
続いて愛知～静岡エリアの釣況予測です。
長く楽しませてくれた大山沖イサキが終わってターゲットはウタセ五目や泳がせ釣りに移行しています。
中でも伊良湖沖のタチウオは今年は例年以上の魚影の濃さで、連日の入れ食い状態が継続中です。
また、外海がダメなときの釣り場である師崎水道のタチウオも小型中心ながら絶好調をキープしていまあすので、今後しばらくはタチウオがメインターゲットの一つとなります。
午前船では釣り場問わずにオモリ80号の吹き流し仕掛けでの釣りとなりますが、片名出船の午後タチウオはオモリ40号のライトタックルで楽しむことが出来、またサーベルテンヤも同船できるのもおすすめポイント♪
伊良湖沖のタチウオは小型中心で数釣りを楽しむ釣りですが、静岡県駿河湾の大井川～焼津沖の夜釣りでは指5本クラスの良型タチウオが釣れています。大型狙いであれば駿河湾の夜釣りのタチウオ狙いがおススメです。
大山沖のスルメイカは出足こそややぐずった感じでしたが、7月以降は3ケタも記録して8月下旬現在もまだまだ絶好調に釣れ続いています。
岸からの釣りでは愛知沿岸各所、浜名湖のハゼが今年も絶好調です。6月下旬から10センチ弱のハゼが良く釣れており、8月に入っても好釣果継続。中には15センチクラスの良型も混じるようになってさらに楽しめるようになってきました。
ハゼクラというルアー釣りでの釣果も良好なため、色々な楽しみ方が出来てお勧めです。
以上、まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします（笑。