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2017年4月リフラックスブログ☆新企画クラフトルームで挑戦!ド素人バウアーのロッドメイキング奮闘記!~グリップ取付編

2018/03/30
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  • ロッドビルディング・カスタム

こんにちは。中古・メイキング担当の守田ですヽ(^o^)丿

突然ですがリフラックスではロッドメイキングの新企画をスタート!

タイトル名は・・・・

『クラフトルームで挑戦!ド素人バウアーのロッドメイキング奮闘記』

当店のクラフトルームを使用して全くロッドメイキングを経験したことがない当店スタッフバウアー(稲葉)がロッドを一から作成していくチャレンジ企画!!

※そもそも、自分でロッドを作ることができるのか?

※やったことがないので全くイメージが湧かない!

※用意するものや手順がわからない!

大半の人が思っている上記の疑問が少しでも改善される、そしてロッドメイキングの魅力が伝わる!そんな内容の企画になればと考えています!

では、ここから企画がスタート!!

まずはお決まりの写真撮影!!

こちらが・・・

『クラフトルーム』

簡単に言いますと、お客様自身がロッドメイキング・修理を楽しむことが出来るスペース!!

この部屋では手ぶらでご来店頂いてもロッド一本を完成させることが出来る設備を完備!!

部屋の使用料は1時間¥500とかなり格安!!

(※別途使用料がかかる専用機械もあります。詳細はスタッフまでお気軽にご相談下さい。)

クラフトルームの機械、工具類は作成段階で使用したものをその都度紹介させて頂きますね♪

クラフトルームの詳細はこちら

https://tackle-net.com/craftroom/

今回バウアーが挑戦するのは・・・

『 トラウトロッド 』

今使用しているものはかなり前の市販モデルでそろそろ新しいものに!

ということでこちらに決定!

バウアー:そもそも自分でロッドを作るメリットってなんなんですか?

守田:なかなか鋭い質問ですね・・・・!一番のメリットは自分好みのデザイン、色のロッドになること!

手が大きい人もいれば小さい人も。体格に応じてグリップの長さを自由に変更できたり、手に合ったリールシートを選択出来るのも大きなメリットですね!

バウアー:そうなんですね!完成形のイメージが全く湧きませんがとりあえずグリーン基調のかっこいいロッドが作りたいです!

守田 :任せてください!グリーン系のパーツを色々提案させてもらいます。

☆まずは、ロッドを作成する前にどんなパーツがあるのか売場とカタログを確認中のバウアー

完成形のイメージを持ってもらうにはこれが重要!

まずはブランク!

ブランクとは、ロッドのメインのとなる棒状のパーツになります。これを選ばないとなにも始まらないのです!

メインの素材はカーボン!軽くて丈夫なのでカーボン素材が主流となっています。

バウアー(稲葉): とりあえずトラウトや、アジング・メバリングに使えそうなロッドを作りたいんですが・・・

守田: そういうことであればこのブランクがおススメ!マタギ 『TR60スーパートラウト』トラウト用でありながら柔らかすぎないのでアジング・メバリングにも代用できますよ~。このブランクの売りはなんと言っても軽さ!超軽量で13g♪ マタギさんはロッドメイキングパーツを専門に扱うメーカーでパーツの品揃えは随一!

バウアー(稲葉): ブランクはそれで!グリップはとにかくグリーン基調にしたいのですが・・・、パーツの適合は全く分かりません。リールシートやカーボンパイプは好きな色に塗装できるんですか?

守田: では、リールを取り付ける部分のパーツをこのDPS-KN16(内径16mm)を加工して、間にグリーンのカーボンパイプ(外径15mm)を入れましょう。飾りで入れるリングはD16FR-15内径15mmなので15mmのパイプにピッタリはまります。

マタギさんではリールシートはもちろん、カーボンパイプだって好みの色に塗装できるんです!

バウアー: 内径や外径を考えてパーツを選択すればよいんですね!

では、リールシートのスクリュー部分のパーツはどうすれば良いんですか?

守田: そうです!サイズを考えることが重要なんです!

スクリュー部分のパーツはK-DPS16というパーツなのでK16と表記のあるパーツが使用できるんです。

バウアー(稲葉): そうなんですね~。そういうことであれば、飾りのリングはこのK16-CBTOPのシルバーとK16CBDOWNのシルバー、メインはCB-K16SCでいきます!

こんな感じになるんですね~、パーツの適合が分かってくると楽しいですね♪

バウアー(稲葉): 残りはグリップの下の部分ですね。ワンポイントでコルク材を使いたいのでこのCBLLにして、下の栓はアルミエンドキャップのシルバーでいきます。

守田:これでグリップのパーツを選ぶことが出来ましたね♪

守田:それではグリップを組み立てていきましょう!!

まずは、メインとなるリールシートの加工から♪

リールシートの中央部にグリーンのパイプを通すために余分な部分をカット!

守田:まず、マスキングテープを巻いてそこを始点にリールシートをカットしていきます。

バウアー(稲葉):何故マスキングを巻くんですか?

守田:ノコギリの刃がテープの所で止まるので切り口がずれることなくきれいにカットできるからですね~

ノコギリの使い方に四苦八苦しながらもなんとか三分割!!こんな感じです♪

使用するのは左右のパーツのみ!真ん中はグリーンのパイプを通すため使いません。

切った断面はベルトサンダー、サンドペーパーなどで平らにならし形を整えます。

続いてはリールを固定するためのフードの作成!

余分な部分はカットしていきこの状態!

順にパーツを接着していきます。

使用する接着剤は2液性のエポキシ接着剤。

今回は、30分で硬化するタイプを使用。

バウアー(稲葉):30分硬化の接着剤を使うメリットはなんですか?

守田:硬化時間が遅いので向きが決まっているパーツの取り付け作業が慎重に出来たり、はみ出てしまった接着剤の除去作業がし易くなりますよ~

余分な接着剤はティッシュペーパーにアルコールを染み込ませたもので拭くときれいに汚れが取れます!

これでフード部分の組み立ては完了!

そしてリールシートのメイン部分をグリーンのパイプに接着していきます。

まずは、下部の方から接着。

パイプと固定するパーツの間に多少の隙間があるので写真のようにマスキングテープでかさましをしてその間を埋めた後、接着。

続いては中に入れる飾りのリングの接着。

こんな感じで接着剤を少量つけてしたに下ろすだけ。

装飾のカーボンパイプも一緒に取り付け。

そして重要な上部のパーツの取り付け。

下部のパーツの向きに合せて接着しないとリールを固定できなくなってしまうので慎重に作業を進めます。

下部同様マスキングでパイプとの隙間を埋め、接着していきます。

バウアー(稲葉):リールシートの上部と下部のパーツの間はどのくらいの幅にすれば良いんですか?

守田:実際にリールを取り付けてみると分かりやすいですよ~

位置が決まったらこちらも同様の手順で接着。最後に組み立てたフードを取り付けるとリール固定部分は完成!!

仕上がりはこんな感じです♪

だいぶ形になり完成が見えてきました!

最後に取り掛かるのはグリップエンドの部分。

今回はコルクを使いたいというバウアーの要望どおりコルクを加工。

まずは好みの形に近づけるためコルク材をカット!

旋盤機で高速回転させ、カッターの刃を入れるとこの通り!

この旋盤機ももちろんクラフトルームで使用可能です♪

後は、サンドペーパーで形を整えエンドグリップが完成です。

ここまでくれば後はメインの竿の部分に組み立てたグリップを接着するだけ!

まずは、グリップと竿の隙間を埋めるアーバーと呼ばれるパーツを取り付け。

多少大きさに個体差があるのでこちらも旋盤機で削って調整。

これで隙間埋めは完了したのでグリップ部分→エンドグリップ取り付け遂にグリップは完成!!

リールをつけた状態はこんな感じです♪


店舗情報

リフラックス秦野店

〒257-0011 神奈川県秦野市尾尻578-1

TEL:0463-51-6355/FAX:0463-51-6356


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