イシグロ高林店(受付担当スタッフ・久保田)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼店は、本店のイシグロ高林店。
依頼品は、「渓流竿穂先の塗装」です。
依頼内容は、、、
「#1先端から350mmまで、2工程塗装!!」
1工程目は、ホワイト、
2工程目は、蛍光レッドの2色塗装。
上記の内容で、一番の注意事項は、
「塗装後#2に#1がしっかり収納できるか?」です。
#1の指定350mm位置は、
#2の玉口に近く#2の内径の遊びも少ない。
#1に下地のホワイトを吹き薄く仕上る事で、
2工程目の蛍光レッドの吹き付けが出来る。
そして、蛍光レッドを綺麗に発色させるには、
下地のホワイトがしっかり吹けているかが前提となる。
350mm位置。マスキングして塗装準備。
※パーツクリーナーで2・3回程、多めに吹き付け穂先の油分を落とす。
これが非常に重要で、この穂先は、「お客様、イシグロスタッフ、
工房スタッフ」少なくとも、3人以上は触れていると思います、、たぶん。
オイルや汚れ、特に「PEにシュ」など、シリコンオイルやフッ素系の強力で、
撥水効果のあるコーティングスプレーを使用した後、
穂先に触れると塗料が全て弾かれる。
以上の可能性も考え、目に見えない所も含め、
作業工程はしっかり行う事で失敗は少なくなる。
クリナー後、少し乾燥させてから塗装へ、、、
パナロック、ホワイトで下地作り。
配合は主剤(塗料)ホワイト10対して、硬化剤(ハードナー)は1、
10:1、今回は吹く量も少ないので、
この表示で分かりやすく、、、
ホワイトの塗料を10g、硬化剤を1g入れて、11gで良くカクハン。
今回は特にホワイトは薄く吹きつけて下地を作る。
吹き過ぎると#2に収納出来なくなる為、
このホワイトの吹き方で、全てが決まってしまう今回の重要なポイント。
実際にどの位吹けば、どの位塗装の厚みが出るなんて分からない。
塗料の乗り具合を見ながら今回は、すべて勘。
溶剤は通常40%から60%位で希釈、あくまでも目安です。
今回は薄く吹き付ける為、溶剤は倍で入れ22gで行う。
吹き付け時、エアガンを30cm以上放し、コンプレッサーの圧力は高め、
塗料をブランクに置く感じで吹くのがコツ。
ブランクがある程度白く塗装出来れば、2工程目の蛍光レッドがしっかり発色する。
インターバルは塗料の乾燥具合いを見て行う。
一日しっかり乾燥させて、いよいよ#2の仕舞い込みテスト。
塗装箇所に若干の抵抗はあるがしっかり入る。
第一工程はクリアー。
指定色の蛍光レッド。
このウレタン塗料、今回初めて使用。
主剤4、硬化剤1と、また変則的な割合、、、
主剤8g、硬化剤2g、10gで、溶剤で希釈20gで使用。
ホワイト同様に、薄めた塗料を遠目から吹いて乗せて行く。
軽く吹いて乾燥を繰り返し、しっかり発色したら完成。
ホワイトの上までギリ塗装して、、、
ドキドキの収納確認作業、、、入らなかったらやり直し!!
ゆっくり押し込んで、、若干抵抗はあるがしっかり入る!!
もし入らなかったら、、、
入る所まで塗装を削らせてもらうか、
やり直してホワイトの途中から、
「蛍光レッドのグラデーション吹き」を提案しようと思っていました。
いつもの調子で、勢いよく吹かなくて良かった。
破損を防ぐために、カーボンの添え木にしっかりマスキングして、、、
ご依頼店のイシグロ高林店へ、
返送致します。
今回の作業金額は、
工賃 2,000円 となります。
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