イシグロ名東引山店(受付担当スタッフ曽根)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当福田です。
依頼店は、イシグロ名東引山店。
今回の依頼品は、シマノ 「ワールドシャウラ1652R-2」
こちらの商品は、名東引山店で買い取りしたリサイクル品。
買い取り品も修理する箇所は、
リメイク、リペアをして店頭販売しています。
今回の依頼内容は、「込み調整」
おおっ!インロー芯がズッポリ入ってる!!
こんだけ緩いとキャスト時#1がスッ飛んでしまう。
その前にリサイクルで販売出来ません。
今回はこのインロー芯の部分を、塗装して肉盛り調整。
インロー芯の摩耗が酷く、かなり緩くなっている。
1液タイプのウレタンクリアーを吹いて肉付け調整。
インロー部の汚れ、油分を、パーツクリーナーで除去。
※インロー部は、抜け防止でワックスを塗るお客様も多い。
汚れ、油分を排除、1回目で軽く吹き、拭く。
2,3回目でブシューブシュー吹いてゴリゴリ拭く。
勢い良く散布するので、ゴミ箱を受け皿にして吹いています。
かなりビチャビチャですがこの位は必要。
クリアーを吹き付けた時、塗料が弾いたらやり直し、
後の作業を成功させる為にしっかり行う。
後は、ガッチリとマスキング。
前は2液性のウレタンクリアーを使用していましたが、
今はこちらの1液性のウレタンクリアー「ジグ専用」を使用しています。
硬化後の強度はピカイチ!!
今回の様に接続部の摩擦にも強い為、摩擦減りが余りない。
1液ウレタンの溶剤は、希釈率はお好きな分量でどうぞのタイプ。
#1の穂先のガイドは全部マスキングして、
鮎竿の廃材ブランクの中に#1をTOPから差し込み、
元部でマスキング固定してジョイントを作成。
逆差しして、穂先側を回転台に固定して使用。
高速回転でも内部でガイドが遊ばない様に、
しっかりマスキングしてあるので安心。
ブランクのジョイント部にクリアー塗装を繰り返す。
ジョイント部のクリアー塗装のコツは、
右側の差し込み部から左側へ吹く、
右は薄く段々差し込まれていく方を厚目にする事で、
テーパーを作る。
(左側)厚く⇐ ⇐へ吹く付ける。(右側)薄く
スゥーと入り、止まる。
後はもう少し表面を削りすり合わせ調整をして完成。
※元々シャウラのインロー部は、
ブランクが吸い付く程かなり精密にスリ合っているが、
インロー芯のテーパー角度が余り無い様に見受けられ、
全体がスリ減ると根っこまで入ってしまう、、、。
精密がゆえに融通が利かない様な気がする。
現在工房で行われている込み調整は、、、
カーボンブランクが削れた上に肉付けとして、
ウレタンを吹いているだけです。
摩擦に強い物を使用していますが、
使用状況により、段々と盛ったウレタンも摩耗します。
入り具合でまた盛り合わせの調整が必要。
今回は、インロー部の遊びは少し長めに、
13㎜程確保して依頼店へ返送します。
今回の作業金額は、、
工賃金額は、2,000円(税抜き)となります。
ご参考までに、、。
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