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イシグロ彦根店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2023/06/19
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  • ロッドビルディング・カスタム

イシグロ彦根店(受付担当スタッフ杉山)より、

             リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼店は、イシグロ彦根店。

依頼品は、アブガルシアの

「ソルティーステージ・ショアジギングSSJS-1102XH-HSJ」

依頼内容は、

「バランサー80gをバットに内蔵」

 

やり方は色々ありますが、

今回はショアジグロッド対応として、

ガッチリ仕込んでいきます。

まずは、、、バランサーのオモリ探しへ。

丸玉オモリ25号 行けそうな感じ、、、。

量ると、、、80g台と加工するにはベストな大きさ。             

 

エンドのEVAを剥がす、そして綺麗に!!

オモリの形状をハンマーで加工。

今回の丸玉オモリ。

この穴が重要、ドライバーを差し込んで固定しながら加工。

ハンマーで打ち付けながら、

丸玉から四角に、四角から引き延ばして長方形に形を整えて打つ。

タイミングとして、この時にドライバーを抜かないと、

回収できなくなるので抜いておく。

後はペンチで固定しながら、ただひたすら左右に伸ばしながら打つ。

ブランク内径を確認しながら今度は、角をたたきながら円柱にしていく。

この時点でほぼオーダーの重さになっている。

ここからが、

ハンマー打ちのコントロールが必要。

丁寧に打ち付けて円柱形に加工。

鉛の全長は、約60mm。筒となるカーボンは70mmでカット。

形状加工も終了。ピッタリとブランクに収納

注意点と、ひと工夫は、、、

内部で動かない様に、カーボン内に接着剤をしっかり塗ってから、

オモリにも塗り、差し込んで乾燥。

カーボンを少し長目にしたのは、上下5mm接着剤を流し込むスペースを確保して、

カーボン内でも遊びを作らない、一つの差し込み部品とする為。

  

エンドキャップは、BRC19.0使用。

 

エンドのブランクを綺麗にして、BRC19.0を差し込む。

段差もピッタリ綺麗に収まる。

バランサーのエンド部を本体ブランクと同じ径でコアテープを巻く、

バランサーをそのまま本体ブランク内に入れて接着すると、

熱や衝撃で接着剤が緩み、本体内部でバランサーが、

重心移動の様に内部で動く可能性が一番怖い。

そこでコアテープで段差を作り、内部に移動しない様にした後、

エンドキャップで本体エンドと、バランサー部を包み込む様に接着加工。

  

カーボンの表面を荒く削り、本体内径に合わせてコアテープを巻く。

  

大体均等にテープを巻いた後は接着する。これでバランサーの内臓は完了。

  

後はエンドキャップを接着して完成。

  

外見からはEVAのバットから、ゴムバットエンドに変わった程度にしか見えないが、

バランサーを入れた分、ロングロッドの振り抜き易さの向上と、

手元に重心が寄る事で、バランスも取れて持ち重りも軽減!!

外見はシンプルだが、今回はかなり慎重に作業を進めた内容でした。

   

バランサーの取付け接着完了しました。

ご依頼店のイシグロ彦根店へ、

定期便にて返送致します。

今回の作業金額は、

パーツ金額、450円

工賃金額、4,200円 となります。

ご参考までに、、、

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