イシグロ中川かの里店(受付担当スタッフ西尾)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
黒鯛工房の「チヌセレクションXT ロクマル138」に、
使用する穂先は、、、
1本目・カスタム-KTアクション3 (塗る所(白部)12ヶ所。)
2本目・カスタム-KTアクション00 (塗る所(白部)20カ所。)
依頼内容は、
「穂先の白色箇所を、蛍光グリーンで塗装」
アクション00は、20カ所手塗り。 アクション3は、12カ所手塗り。
爪楊枝の頭と穂先を比較。
今回の主役塗料!!
「ゼストのウレタン蛍光グリーン」
凄く綺麗で視認性の高さはピカイチ。
主剤4、硬化剤1の比率。
主剤4g、硬化剤1g、ウレタン溶剤は、倍入れて良く混ぜる。
ウレタンの溶剤は揮発が早い為、溶剤は気持ち多めに入れる。
細筆で塗っていく。
塗ると言うより塗料を軽くのせる感じで薄く置く。
溶剤が揮発すると塗料が残るので、
各ポイントに「軽く薄くのせる」を繰り返す。
1回目が塗り終わったら、乾燥を確認して2回目を塗る。
工房で使用しているデジカメの露出補正。
通常+1・1/3で撮影しています。(福田使用時)
どの位の蛍光具合があるか補正を下げて見る。
左側が-1で撮った状態、蛍光色は全体に浮き出る形で見やすい。
右側が-2(使用カメラで一番暗い)で撮った状態。
オレンジと同等以上に蛍光グリーンが目立っている。
ちょっと意外でした、発光主張はオレンジに負けていない。
塗り幅が逆だったらどうでしょう、、、好みはあると思いますが。
(露出補正-1側) (露出補正-2側)
「一言、、蛍光塗料の発色について」
蛍光塗料を綺麗に発色させるには、
下地の土台は白が前提となります。
ご依頼時は、白色箇所をご依頼ください。
下地がカーボンや他のカラーは、
一度下地を白を塗ってからの蛍光色の塗装となり、
塗料の厚みや発色具合いのムラが発生するリスクが高いです。
感度が敏感な穂先は極力塗料の厚みを出したくありません。
調子も変わります。
その為最小限の作業で、
最大限の蛍光塗料の能力を発揮させたいと思っています。
ですから下地が白の箇所をご指定下さい。
蛍光塗料以下4色でイメージして頂けると助かります。
ちなみに、
蛍光のレッドは、蛍光オレンジに近い色合いになります。
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現在工房で扱っている蛍光塗料は4色。
ゼストウレタンの蛍光シリーズ
蛍光グリーン 蛍光レモン 蛍光レッド 蛍光オレンジ
ウレタン蛍光の硬化剤
これが一番重要で、塗料を扱うより、
この硬化剤を余り空気を触れさせない様にする。
空気に触れる時間が長いと、硬化が促進され単体で硬化が進み、
使えなくなる為気を使っています。
非常に短命、
混合時は素早い作業が求められる。
乾燥中、、、。
乾燥完了、元のハードケースに入れて梱包の準備へ。
塗装も乾燥したので、
依頼店のイシグロ中川かの里店へ、
定期便にて返送致します。
今回の作業金額は、工賃2本で4,000円
ご参考までに、、。