イシグロ津高茶屋店(受付担当スタッフ中谷)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
カンジの「リスキーリザーバ66」
今回は、ロッドの表面がロービングパターンに近い為、
通常より綺麗にロービングできる事例でご紹介。
今回の依頼内容は、
「折れた箇所の継ぎ修理」
丁度元ガイドの下で、真っ二つに折れている状態。
ガイド下は、ロービング幅を少し長めに行い、
ガイド脚下の土台として取り付ければ、
違和感無くリメイク出来る。
元ガイドも脚が曲っているが、
この程度であればペンチで調整。
今回は、角度調整で使用出来る為、
現状品を使います。
棒ヤスリで内部のカーボンのめくれや、ささくれを調整。
これを丁寧に行う事で、インロー芯がスムーズに入る様になる。
インロー芯は5パイを使用。
折れたグリップ側の内径に丁度合う。
穂先側の入り具合を差して見る。
4mm程度しか入らないが後は削り調整。
継ぎ部は削って50mmまで入れる。
ペーパーの80番でインロー芯を削る。
仮組みして外見と隙間の具合を見る。
股下に隠せる様に、ガイド位置を調整する。
接着。
隙間が出ない様に、しっかり流し込み接着。
逆さにして剤がインロー芯側に溜まる様にしばらく、
立てておく。
穂先側の接着完了。
バット側の接着に入る。
接着後、ブランクを一周回すと、
ブランクがめくれて欠損している。
ここは、余りの剤で盛る。
コルクペーストと同じ要領で、
少し多めに盛り欠損部を埋めて乾燥。
当て版にペーパーを貼り、
カンナの様に表面をならしデコボコを削る。
表面カーボンの破損、欠損が目立った写真(左側)は、
欠損部(色が黒い所)に剤がしっかり中肉として機能している為、
カーボンロービングが綺麗に出来る。
下地を丁寧に行う事で完成度もグッと上がる。
ロービング剤を作る。
カーボンを巻き、剤を塗りマスキングして乾燥を待つ。
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ガイド修正
横から見るとかなり変形。
新品ガイドと比べると良く分かる。
脚が曲り浮いている、
同型のガイドを見ながらペンチで曲げる。
大体角度と形も近くまで寄せる事が出来た。
使用出来るまでは復活!!
ガイド股下のカーボンロービング部のコーティングを行う。
全部塗ると厚みが出るので股下のみ。
ガイド脚は2回厚目にコートして完成。
カーボンロービングのパターンが、
本体のカーボンデザインに馴染みやすく。
違和感は少ない。
継ぎのロービング位置はガイド股下の中央、
ガイドが跨いでいるので強度は申し分無い。
インロー芯も穂先側上部に50mm、
グリップ側下部に60mm入れてある為、
加重に対しての補強は十分だと思います。
ご依頼店のイシグロ津高茶屋店へ
定期便にて返送致します。
今回の作業金額は、パーツはそのまま使用したので、0円
工賃金額は、6,000円となります。
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