イシグロ御殿場店(受付担当スタッフ五十嵐)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、ダイワの「極鋭 MCゲーム 180」
依頼内容は、「パイプシート交換」
このMCゲーム、ベイトタイプですが、ベイト特有のトリガーが無いタイプ。
※コンセプトは、スピニングでもベイトでも使用出来るみたいです。
今回のご依頼主様、使用し難い、やはりトリガーが欲しいと言う事で、、、
ベイトのパイプシートを交換してトリガーを取り戻す!!
・・・・・・今回取り付けるパイプシートは、
こちらのACSを取り付けます。・・・・・・・・
トリガーの好みは個人差があり、
今回の様に無いロッドや、トリガーの突起が小さいタイプもあり、
実際使用しないと個人差の感覚は分かりません。
ですが、、、必ずあった方がホールド性はアップします。
グリップだけ見ると、
ベイトロッドかスピニングロッドか分かりませんね。
※ガイドの配列はベイトです。
グリップの形状も多様性の時代ですか。
極鋭ロッドの代名詞、メタルトップ、非常に感度抜群!!
ですが、曲がってしまうと真っ直ぐ元に戻せない、
非常に取り扱い注意の穂先でもあります。
その為今回は、
保護の為トップホルダーは付けたままで、
作業を進行していきます。
このパイプシートは、ダイワオリジナルシートとなり、
富士工業のパイプシートとはサイズが若干違います。
望みとしては、パイプ17サイズが合えばラッキー、
合えば純正のフードを回収して再利用したい所。
今回の指定パイプシートは、
ACS-SD17CC-15.0を使用。
セパレートの上部を、マタギ EECS-SPa11/Uを使用して、
同じ様な形に削り込む。
セパレートの下部を、マタギESK-SPa-D11を使用して、
大体同じ様な形に削り込む。
セパレート内のブランク径は約10パイ。
大きな調整も無く使用できる。
セパレート内、上下の飾り巻きはそのまま上手く活かす事で、
金額の負担も軽減できる。
下部EVAを剥がして、サンプル品完成。
上部EVAもマイナスドライバーでゆっくり剥がしてサンプル完成。
マスキングテープを貼り、大体の元の形に整えて、
これ見て同じ様なパーツを作成する。
お客様からは、大体同じ様な形になればOKと言う事なので、
すこしメリハリを付けアレンジ加工。
それらしく工具を並べて見ましたが、、、。
実際使用したのは、ペンチとアクリルカッター(小)の2点でした。
フードを下げて、
パイプシート裏のスジ目に沿ってアクリルカッターで、「けがく」
けがいた跡にドライバーを差し込んで、
テコの原理で少しずつ起こす。
使用するかどうかは別として、一応シールは回収しておく。
後はペンチで剥がして行く。
ダイワとシマノのオリジナルパイプシートは、
実は意外と簡単に切り刻める。
パイプシートの素材が柔らかいので、アルコールで熱した箇所は、
カッターでサクサク削る事が出来る。
シートを外して、後はブランク表面を削る。
フロント部はシルバーのメタルパーツ下の余分なEVAをカット。
セパレート上下の飾り巻きの肉厚をもう少し削りスマートにする。
回収したフードをACS-17に入れるも、、、残念、合わない!!
ACSフードより少し大きいサイズでした。
ACS-17サイズをこのまま使用。
・・・・・ACSシリーズ 17サイズ・・・・
一番の特徴は、、。
「ブランクタッチが出来るこの空間!!」
パーミング時、指を添えた時に違和感無くブランクからの感度を、
感じ取れる優れモノ!!
デザインは流線形だが各部エッジが立ち、
トリガーの尖がり具合の存在感も増し増しのパイプシート!!
これで滑る事はないでしょう!!!
ブランクタッチの空間に入るメッシュカーボンパイプ15パイ、
パイプシートに差し込んで見ると、カーボンが見えるスペースは少ないが、
チラ見せのカーボンパイプの存在で、パイプシート全体が高級感が増す逸品に早変わり!!
デザインだけでなく、
機能性もアップするパーツの組み合わせとなる!!
カーボンパイプは、パイプシートの同長でカット。
前後の面を合わせる。
カーボンに触れる箇所が感度アップに繋がると共に、
グリップに握りの安定感は抜群!!!
余分なEVAは綺麗にカットしておく。
EVAのカット、飾り巻きの上下もしっかり削り処理。
コアテープを均等に巻き接着。
グリップ取付け完了。
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EVAの加工
セパレートフロント部
今回は、純正品に比べて、
ストロークが無い!!
特長的な形を凝縮すると、、、。
イメージは、「らっきょ」の様なデザイン。
太い握りからエンドに向かい急に細くなるが、
握り易さを残しメリハリのある形を目指すと形は、 これ⇩ になります。
セパレートのフロントはこれで完成!!
リアのEVA加工は穴の栓作りをEVAで行う。
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EVAの加工
セパレートのリア部
長さを合わせてカット、
後は旋盤で削るが、少しフロントに合わせてメリハリのあるエッジを出す。
内径より少し大きめにEVAをカットして丸く加工する。
栓をしたら少し、「でべそ」になる様に押し込む。
エンドの面に合う様に削りを行い、
でべそ部を中心にヤスリを当て削る。
大体栓もしっかり出来た、
EVAのリアはフロントの流れに沿う様に、
メリハリを付けて削りのアレンジを入れました。
EVAがショートでも削り方でイメージや握りの使用感が一気に変わる。
上下の飾り巻きはそのまま活かしEVAを差し込んで接着。
際が見えない様に被せて処理。
完成。
ご依頼店のイシグロ御殿場店へ、定期便にて返送致します。
今回の作業金額は、
パーツ金額合計は、、、5,179円
工賃金額合計は、、、9,500円となります。
ご参考までに。
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