イシグロ沼津店(受付担当スタッフ朝比奈)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、お客様作成の 「オリジナル船竿」
依頼内容は、「フェルール交換」
今付いているフェルールから、BFA20-15.5フェルールに交換依頼。
使用バットを太くする為、
フェルールサイズをアップ!!
・フェルールは、 ・EVAフロントグリップ。
BFA20-15.5を使用。 DPS-BFSD20・200×9
仮組みして比較
EVAの長さもほぼ同じ、内径もブランクに合わせて、
指定パーツが送られて来ました。
これと言って加工する大変な作業では無いが、
注意点として、、、。
①接着不良・②剤の漏れ・③隙間の発生・④フェルールの取付け位置(バットを取り付けて真っ直ぐか)
以上4点に気を付けて、
そのままストレートで組み上げる。
EVAをブランクから剥がして行く。
EVAを剥がしたら、フェルール回りを綺麗にする。
フェルールは、ヒートガンで熱して、カッターで削ぎ落す。
フェルール内部のアーバーも熱した後、カッターでカーボン素材の目に沿って縦に削いでいく、
熱した後は簡単に刃が入る為、力を加減しながら短時間で削ぐことができる。
ブランクの表面には、接着剤やEVA素材のカスが付着している、
サンディングしてブランクを綺麗にする。
この素材は、グラスのBソリッド・グラスの純度が高いタイプ。
しっかり削る事で、本来のグラス純度の高い証である綺麗な白色に戻る。
ブランクの内径と、EVAの内径はピッタリだが、
コアテープを均等に薄く巻いて接着した方が強度が増す。
※ブランクを直でストレート組みすると、接着剤の漏れる箇所が発生しやすい。
・・・・フェルールの親切な穴に注意!!・・・・
このフェルール、底に空気が抜ける穴が開いている。
空気がこもる事無く、スムーズに差し入れが出来るが、
そのまま接着剤を入れると穴から漏れる、、、。
特に気を付けたいのは、バットをセットした状態で差し込み接着すると、
折角のバットジョイントが、1ピースロッドになってしまう可能性がある。
フェルール接着はフェルール単品で行ったほうが良い。
仮組みと差し込み作業。
仮組み状態でフロントの隙間と、フェルールの隙間や差し込み具合を確認。
特に隙間は気になる所、差し込み確認は何度も行い、
パーツがどの位置であってもピッタリ入る確認をする。
逆に素材の形状で、この位置であれば、
隙間が発生する事無くピッタリ入ると言う場合もある為、
何度も差し入れして、自分が納得した位置で初めて接着作業に進む。
センターラインを一発で出せる優れモノは!!
この「リール脚・改」⇩
支柱の先端を尖らせてセンターを簡単に目視できる様に誰かが造った。
便利なので使用している。
リール脚の幅がしっかり合わないと機能しない。
パイプシートのセンターと、ガイドリングのセンター合わせはとても便利!!
※ちょっと流れが前後しますが、上記のチェックは非常に大事!!
「フェルールを接着して硬化する前に、
バットとリール脚を素早くセットしてセンターを出す。」
硬化に至るまでの瞬間の作業!!
真っ直ぐに、、、書く、歩く、付ける、投げる、etc、、、。
真っ直ぐに何かをする事は、一番難しい動作。
※バットとセットして角度を見る、この時脚がしっかりセンターに入っていないと、
当然中心が取れない為フードをしっかり締めて位置確認する。
センターラインもOK!! フェルールの穴から剤が漏れていないか確認!!
向き合わせと接着も完了!!
ご依頼店のイシグロ沼津店へ、
定期便にて返送致します。
今回の作業金額は、
パーツ金額合計は、、、1,780円
工賃金額合計は、、、3,500円 となります。
ご参考までに、、、。
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