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イシグロ鳴海店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2024/01/25
  • 1,036 view
  • ロッドビルディング・カスタム

・・・・・・・・今回のグリップ2本・・・・・・・・・・

  

イシグロ鳴海店(受付担当スタッフ大塚)より、

                    リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、「デジーノ グリップ交換×2本分。」

そう、、、直近のブログでご紹介した 

      「ほぼ、双子グリップ」が下の写真。

・・・・・・前回のグリップ!! ビフォー・アフター・・・・・・・・・

前回分のビフォーは、こちら⇩

そして完成のアフターは、こちら⇩

・・・・・・・・以上が前回のブログ内容でした。・・・・・・・・・・・・

そして、今回の依頼も、

デジーノのグリップを、ほぼ前回と同じ仕様の追加となります。

コルク部は90mm基準で、以降のEVA グリップの長さが変わる同型仕様!! 

    

「双子グリップ作成、、、再来!!」

一応分かる様に、現状のパイプシートで判断基準を決めて、、、。

①シート艶あり/コルクグリップ。  ②シート艶無し/EVAグリップ。

マスキングに記入して貼っておく。

グリップは、キズが付かない様に全体マスキング、そして①②記入。

コルクグリップがセパレート。

EVAグリップがストレート。

リメイクされているこのグリップ、、、、かなり前に自分が担当してリメイクしたグリップ。

被せた熱収縮チューブのカット断面と、エンド回りのメタルパーツに見覚えがあります。

リメイクのリメイク、、、アルミパーツは上手く取れたので返却。

ブランクのサンディング終了!!

指定パーツはこちら、、、。

コルクグリップ TRG27-10C17B

 

メタルパーツのリングは、FRP16

 

EVAグリップ HTE42717

 

EVAエンド REC-30EBK12

 

コルクを90mmでカット。

 

2本カットして、、、

  

コルク/コルク

削り側の口を合わせて中心を削る。

中心の隆起部を削り完了。

  

カット面も隙間なし。

仮組みしてイメージする。

後はEVAの削りとなる。

 

EVA/EVA

こちらも削り口を合わせて中心を削る。

①EVAに比べて、②EVAの方が短い為、

短い方を回転軸に近い左側に寄せる事で少しでもブレを抑えて作業をする。

後は、合わせたEVA中心の外径を、先に削ったコルクの外径に合わせて削り終了。

前回同じ作業をしている為、要点を押さえて正確に作成し時短に成功。

素材硬度の違い。

コルクとEVAを先に接着して、削れば良いのでは、、、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、

硬度の違いで削れ方の段差が継ぎ目箇所で発生します。

硬質EVAとコルクを接着して削ると、コルクの方が柔らかい為、コルクの方が多く削れてしまい、

綺麗な継ぎ目が出来ません、それとコルクの削りカスが遠心力が掛かったEVA表面の小さな穴に入り、

酷い有様になり、コルク・EVAのコントラストが成り立たなくなる為、EVA/EVA、コルク/コルクで、

同じ硬度を合わせた削りを行い、後から外径を削り合わせた物同士を接着した方が綺麗に仕上がる。

と言う事で、素材硬度の違うもの同士を接着してから一緒に削らない理由です。

・・・・・絶対失敗出来ない接着時は、

      この2液性エポキシボンド30分仕様!!・・・・・・・

乾燥まで時間が稼げて微調整が出来る頼もしいボンド!!

端材カーボンパイプでエンド側に栓を作成して入れておく。

  

グラスの棒で、剤を後ろから内径に塗り広げる、同様に前からも塗る。

内部を覗き塗りムラや塗り残しを確認。時間は十分あるのでキッチリ塗る。

  

コアテープにもベッタリ塗る、段差の隙間が無くなるほど入れる。

  

EVA を差し込んで余分な剤は拭き取って行く為、段差部はエポキシで全て埋まる。

ブランク内に剤が入らない様にエンドの栓は最後に抜く。 

  

:・・・今回は、エンドキャップの取付けを、

                綺麗に後付け仕様にします。・・・・

  

エンドパーツはこちら、、、の3点×2

カーボンパイプをサンディングする、EVAに差し込みマスキングして接着位置を決める。

リングを乗せて仮組しイメージを確認。

リングが乗る箇所にエポキシを塗る、リングを上から落す。

剤を塗る時に剤は内側に多く塗る様にすれば押さえても外にはみ出る事は無い。

リング取付後、中心のカーボンにマスキングテープをリングの厚みと同じ位置で貼る。

リングとEVAの段差はエポキシを流し込んで平らにする。

  

エポキシを流し込んだら固まる前にテープを剥がすと際が綺麗に整う為、大体隙間無く仕上がる。

見栄えは関係ない所だが、工程として細かく作業していく。

後はエンドの取付けへ。

後は、ブランク内と差し込み部にエポキシを塗り差し込んで完成。

  

エンドをゆっくり回転させて、一番隙間が出来ない箇所で乾燥まで押さえる。(エンドは5分タイプ使用)

  

EVA の表面炙りを行い目を揃えて終了。

今回は、2回目と言う事もあり、コツは掴めていました。

前回よりも完成度・精密度共にアップ。

 

 

梱包と返却パーツを袋に詰めて返送準備。

今回は、「ほぼ双子グリップ・パート2」のご紹介でした!!

 

ご依頼店のイシグロ鳴海店へ、定期便にて返送致します。

今回の作業金額合計は、 パーツ合計金額は、5,820円(税抜き)

           工賃合計金額は、12,000円(税抜き)となります。

ご参考までに、、、。


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