イシグロ彦根店(受付担当スタッフ杉山)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
ダイワの
「ハートランド 611MHRB」(ガイドのスレッド巻き直し)
「バトラーTDBA701ML」(ハートランドと同じグリップ改造・ガイドのスレッド巻き直し)
今回の依頼内容は、
・ハートランドは、「全ガイドのスレッド巻き直し。」
(メタルスレッド・パープル単色巻き)
・バトラーは、「ハートランドと同じグリップ改造し、全ガイドのスレッド巻き直し。」
(ナイロンスレッド・ブラック単色巻き)
サンプルグリップは、写真下側のハートランドロッド。
グリップは同パーツ、同長、同型となります。
同じパイプシートは、ブラックのグロスタイプ
深みが強い艶タイプを使用。
EVAはシェイプさせながらエンドの集積コルクに流れていくデザイン。
それでは、同じパーツを揃えて作成していく。
フロントは、マタギのAE-KD16aと、K16-LRのブラックカラーのリング。
EVAのグリップは、RGS300-15を使用。
ある程度シェイプしている素材をより細身のシェイプした削りを加える。
エンドは、継ぎ目のワンポイントとして、FPR16のリング(ブラック)と、
集積コルクは30×27×17を使用。
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バトラーの現状グリップを、、。
⇧こちらのグリップを破壊して、、(バトラー)
⇩こちらと同じグリップに改造します。(ハートランド)
EVAを剥がして、パイプシートも剥がして、、、。
一番厄介なのが、このアルミのロングパイプ(レッド)
このパイプを熱しても簡単には動かない。
このまま熱を加えると、
アルミが熱を持ち続けてブランクに悪影響を及ぼすので、
やり方を変えます。(今回の様に特に熱がこもるパーツは要注意)
パイプの側面を削り飛ばしてから外します。
丁寧に表面を削りながらスライドさせていく。
ブランクを削らない様にアルミだけ削る。
ブランク回収。
太さを比べると、バトラーがかなり細身。
同パーツ。
カーボンパイプをブラックに塗装する。
カーボンパイプは一度表面のコーティングをしっかり剥がす。
そのまま塗装すると厚みが出てしまいパイプシートに入らないからです。
パイプシートのブランクタッチ箇所(窓枠分)をブラックで塗装する。
乾燥後クリヤーで塗装するが余り厚めに吹くとブランクがパイプシートに通らなくなる為、
表面の艶が出たら終了。
パイプシートにゆっくりと通して表面の艶具合を確認する。
パイプシートと同じ位の艶持ちなので完了。
光のスジの太さ、スジの波加減、艶の厚み(深さ)がチェックポイント。
フロントEVAは同じ物。
カット加工はフード部のみ。
仮組みして見る。
パーツの入りがキツイ箇所や、
隙間をチェックする。
接着して同型完成。
リアEVAグリップはロングタイプの為、
今回はこちらのロングEVA用の旋盤機で削る。
削りの途中、途中で何度か、仮組みして見比べる。
アルミとエンドパーツの仮組み。
隙間はコアテープで調整する。
接着前にエンドパーツをゆっくり回転させて、
EVAとの面(高さ)が一番合う箇所を探して印を付けて接着する。
以下は、グリップの完成写真。
ハートランドは延長パイプとブランクの隙間は無く綺麗に出来ているが、
バトラーは隙間が出来る為、スタッフ杉山からお客様に説明してもらう。
無事御了承頂きブラックのメタルパーツを隙間に入れて完了。
こちらがバトラー、ナイロンスレッド・ブラック単色巻き全ガイド。
こちらがハートランド、メタリックスレッド・パープル単色巻き全ガイド。
しっかり乾燥させて、、、梱包もOK。
イシグロ彦根店へ、定期便で返送致します。
今回の作業金額は、
・ハートランド、全ガイドメタリックパープルで巻き直し。
工賃金額は、21,340円(税込み)
・バトラー、全ガイドナイロンスレッドブラックで巻き直し。
ハートランドと同じグリップ改造。
パーツ金額は、8,467円(税込み)
工賃金額は、35,090円(税込み)となります。
ご参考までに、、、。
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