イシグロ豊田店(受付担当スタッフ安井)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
ダイワ「ILエンブレム ISO 1.5-59M×2本」
年代物の中通し磯竿。
希少品で今ではほとんど手に入らない竿、しかもほとんど目立つ大きな傷無し。
シートの状態は悪くないのですが、、、、。良く見ると土台部が割れている。
昨今のプレートシートの土台は、ゴムのラバータイプになっていて、
ロッド本体との安定性と品質の向上はアップしている為、
この様なひび割れは起きにくい。
今回お客様の持ち込み品のプレートシートは、
富士工業のプレートシート。
NS6GM(シャイニーグレー)
持ち込まれたメタリックスレッドは、マタギの廃盤スレッドで今はもう手に入りません。
一個巻き分で2本分を巻きます。
心配事は、メタリックスレッドは、古くなると表面のメタリック調の素材が切れやすくなり、
切れると内部の芯がでてしまい所々白い糸が見える状態になります。
ナイロンスレッドは、基本撚り糸なので強く引っ張っても作りが違う為バレが発生する事は無いが、、、。
メタルスレッドの場合、、、。
芯材を螺旋状に保護しながらメタリックカラーの素材が巻かれている為、
力を入れ過ぎると隙間が開き芯材が出てきてしまう。(バレる)
スレッドも新しいとハリがあり、力の入れ具合もハリで分かるが、
古いと(バレ)がランダムに発生する為慎重に巻かないと、
切って繋げてが多くなり、必要以上にスレッドの消耗に繋がる。
メタリックスレッドに必要以上の力を入れると、 隙間が広がり、、、芯材が出る、、、。
古くなり劣化するとランダムに発生する為、通常巻く時よりいっそう気を使う状態になる。
バラけてしまった箇所は、カットして巻き繋げるて行くのですが、
同じメタルスレッドのストックが無いと言うのは非常に心許無い、、。
ゆっくりと力を入れ過ぎずバレに注意しながら巻いて行く。
シートに巻いてあるスレッドを剥がす。
今回の様に、場合によっては経年劣化が手伝って綺麗に剥がれる事もある。
エポキシの塗り際と日焼けの跡はどうにもならないが、
全体的に綺麗に剥がれました。
新しいシートを乗せて、元の位置と確認しながら巻き位置も決める。
メタリックスレッドも何とか2本分巻けました。
同じ竿、同じプレートシートであれば、
当然糸巻きの長さ、シートの位置が必ず見比べる、、、、しっかりと双子に仕上げた後はコーティング。
コーティング中、、、
エポキシコートのクリアーの厚み内で、
スレッドのカラーが乱反射して怪しい模様になっているが、
エポの厚みやスレッドのカラーは綺麗に仕上がりました。
しっかり乾燥室で乾かした後は、、、ご依頼店へ返送準備。
イシグロ豊田店へ、定期便にて返送致します。
パーツはお客様持ち込み。
今回の工賃金額合計は、4,400円(税込)×2本分です。
ご参考までに、、、。
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