静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

イシグロ大樹寺店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2024/08/23
  • 324 view
  • ロッドビルディング・カスタム

イシグロ大樹寺店(受付担当スタッフ篠宮)より、

リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、

ダイワ 「極鋭 カワハギ AIR ボトム

 

 

依頼内容は、

「グラスソリッドで穂先を作成」

メタルトップ折れ、、、。

メーカーにクレーム出しも返却となりました、、、。

残念ですが、ジャッジが出てしまった以上は気持ちを切り替えて、、、

どうやったら一番良いリメイクが出来るかを考える。

 

極鋭シリーズの売りは、

そう、このメタルトップです。

この折れたメタルトップをどうにか活かしたい。

グラスソリッドで穂先作成の依頼でしたが、、、

作成した場合の工賃は、、、

削り出し、塗装、継ぎ、ガイド取り付けと、

ザックリ2万円前後は掛かってしまい負担が大きい。

そこで!!

目の前にまだ使用出来る素材があるのなら再利用を提案!!

その方が安く上がる事と、正直穂先がもったいない!!

穂先は短くなりますが、アタリを取る事が重視されるカワハギ竿。

穂先の機能を十分発揮する長さはあると思います。

まずは、メタルの折れた残骸を抜いてからの話となる、、、。

メタルトップの継ぎ部のAGSガイドを外す、その上も外す。

ヒートガンで継ぎ部を熱して抜く、メタルトップは熱伝導は良く勝負は早い。

逆に、グラスやカーボンの方が厄介な場合が多い。

これで折れた残部は回収。

  

大体この時点で上手く再利用し、作成出来る見込みが出来ました。

そこでリメイクの提案を、受付け担当スタッフ篠宮に連絡を取る。

お客様にも方向性や金額を上手く説明して頂きまして、

晴れて、お客様からご了承頂き作業再開。

穂先部は120mm。

 

20mmを差し込み部とする。

 

いつもより後方から長めにカーボンロービングする。

  

乾燥後、表面をサンディングして滑らかにする。

塗装前にガイド等しっかりマスキングして、

純正品の様にホワイトで塗装する。

  

表面のホコリチェックをして塗装へ、

塗装乾燥後、マスキングテープをゆっくり剥がす。

  

後は外したAGSガイドを、1個取り付ければ完成となります。

AGSガイドは軽いが全体のフォルムが肉厚。

ガイド脚部もスレッドの巻き上がりが難しい、、。

その為、先を少し削りスレッドを巻きやすくする。

  

ガイド位置を決める。

  

 前方が25mm、前後を数値を見て35mmにして、後方は45mm位置で決定。

  

後はエポキシコーティングをして完成。

 

しっかりとメタルトップを継ぎ合わせる事で、

ロッドの形にはなったが、

オモリを乗せたら調子はどうなる?、、、心配だ。

 

・・・・イシグロ中吉田店の船竿コーナー・・・・・

オモリをお借りして、、、。

カワハギロッドは大体25号から30号オモリがスタンダード!!

そこで30号を背負わせる、、、。

極端な突っ張りも無くご使用には支障無いと思います。

                           ※見難くてすみません。

 

添え木をしっかりして返送用意。

 ご依頼店のイシグロ大樹寺店へ、

定期便にて返送致します。

今回の作業金額合計は、

工賃金額、9,460円税込となります。

ご参考までに、

イシグロ大樹寺店の店舗情報は、こちら⇩


釣り大好きスタッフが集めた新鮮な釣り情報がいっぱい!釣果情報新着一覧はこちら!


イシグロ店舗スタッフ発!さまざまな情報の新着一覧!店舗ブログはこちら!


イシグロ店舗へのアクセス・営業時間のご案内や店舗発信の新着情報各種はこちら!


TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる