静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

イシグロ高林店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2024/09/26
  • 550 view
  • ロッドビルディング・カスタム

イシグロ高林店(受付スタッフ村松)より、

リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、

UFMウエダ 「スーパーパルサーZ グリグリ ナナハン

 

 

依頼内容は、

「指定アルミパイプシートを使用してのグリップ改造」と、

全ガイド、「トルザイトガイド化」!!

それでは、先にガイドから始めます。

現ガイド数7個から、指定サイズのトルザイトガイド9個へ増!!

   TOPからリング6サイズ5個使用、、。    7L、8M、12H、20Hの4個使用して、計9個となります。

 

スレッドカラーも純正に合わせて行きます。

一番近い色を用意。

 

年式がかなり経っているロッド。

ガイド外しは慎重に行う。

今回は比較的綺麗に剥がす事が出来た。

  

 

  

お客様持ち込みパーツ。

このアルミパイプを取り付ける。

   

一部フロント部を接着する。

ここ⇩

  

純正から一新アルミでボリュームのあるパイプシートに交換。

一緒に遅られて来ました。

アブ カーディナル44

このリールを使用して、基準を決めていく。

取り扱いは慎重に、、、。

まず、ロッドにセットして元位置を拾う。

エンドから大体リール脚位置のセンターは、約33、34mm前後になります。

 

先にガイド巻きコーティングの作業を行う。

  

3工程のスレッド巻きを行う。

巻いたスレッドの表面をしっかりならす。

厚みを整えながら、3回塗りでコーテイング完成。

ガイド交換は完成したので後はグリップ作業に集中する。

エンドは再利用、フロントのチェックはそのまま。

中身の位置だけが変わるので比較的作業は進めやすい。

純正竿の基本位置を拾います。

リールをセットして脚のセンター位置にマスキングして印を付ける。

 

今回はアップロック指定なので、右側が正解となります。

アップロック状態でリールをセットしてこのアルミパイプのセンター位置を拾う。

 

これでカーディナル44をセットした時、

脚のセンター位置は同じとなります。

現状のグリップの長さは変わらない。

お互いのセンター位置を合わせると前後の数値異差が分かる。

フロントはコルクが5mm前後短くなる。

リアはコルクが14mm前後長くなる。

 

このロッドの一番の特徴は、コルクの両端が広がっているこの形。

シンプルな形ですが意外と、削りのシェイプの角度に気をつけたい。

フロントで31、3mm。

 

リアで31.4mm

 

店頭在庫でも一番太いもので最大28パイまで。

そこで、、、、。

マタギのカタログで一番太いコルクストレート使用。

STN30-33-17を注文しまして、

早速削りに入ります。

 

フロント、リア分にカット。

  

イメージはこんな感じです。

純正のフロントを見ながら旋盤作業に入る。

  

リアのコルクも削りを行う。

  

リールセット位置に合わせから、前後コルク部の長さを合わせてカット。

これで長さ合わせは完成。

 

これで純正のグリップからの数値や型取りが終了したので、

グリップはこれから破壊する。

エンドのアルミは再利用の為綺麗に回収したい。

余分なコルクは剥がす。

  

10mm分繋ぎ部として木材で延長してある。

  

汚れを削る、土台もまだしっかりしている為、

少し加工して再利用する。

フロントコルクを破壊。

パイプシートを破壊。

裏のスジ目からアクリルカッターでテンポよく削り剥がす。

ブランク回収。

 

これで大体8割までの仕込みが完了。

バランスのチェックをして削り足らない所はまた削り調整する。

一番心配な所。

アルミパイプシートのリール脚受け部、

ここをしっかり接着する。

チタン、ステンレス、炭素繊維専用「メタルロック」を使用。

剤をA(主剤)B(硬化剤)等分だして良くカクハンします。

硬化し出すのは5分過ぎ頃からなので粘度が高くなる前までしっかりカクハンする。

パイプシート本体の表側と脚を固定する側パーツの内側にしっかり塗り広げます。

剤がはみ出したらアルコールで拭き取れば良いので接地面は全て塗る事に集中する。

※アルミパイプシートは熱を持ちやすい為、

ロッドの管理場所は十分気を付けて下さい。

夏場の温度が高くなり易い車内でのロッドホルダー管理や放置、

直射日光が当たる場所での管理は、

熱でリールシートに使用されている接着剤が緩み、

シートのズレが発生する可能性が高いので注意しましょう!!

  

コアテープを巻き、

フロントコルク接着。

フロントコルク前後のエッジは少し削っておく。

コアテープで土台を作り、

パイプシートの接着。

フロントコルクの後エッジはしっかり削り、

接地面を合わせて行く。

 

コルクのリアを接着。

  

最後に加工し直したエンドキャップを取り付ける。

ロゴの位置をしっかり確認。

  

最後に穴だらけのコルク埋めを行う。

ジャストエースのコルクペースト。

  

今回の作業で一番大変だったのはこの穴埋めです。

しっかり奥まで押し込んだ後、上から盛る作業は、

ほぼ全面に穴が開いていたので根気よく時間を掛けて終了。

 

後は丁寧にペーパー掛けを行い完成。

 

しっかりとパテ埋めした結果は削ると分かる。

 

 

後はしっかり梱包して(リールも)高林店へ、、。

 

 

リールありがとうございました。

ご依頼店のイシグロ高林店へ、

定期便にて返送致します。

今回の作業金額は、パーツ金額は、19,090円(税込み)

         工賃金額は、36,190円(税込み)となります。

ご参考までに、、、。

イシグロ高林店の店舗情報は、こちら⇩


釣り大好きスタッフが集めた新鮮な釣り情報がいっぱい!釣果情報新着一覧はこちら!


イシグロ店舗スタッフ発!さまざまな情報の新着一覧!店舗ブログはこちら!


イシグロ店舗へのアクセス・営業時間のご案内や店舗発信の新着情報各種はこちら!


TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる