イシグロ豊川店(受付担当スタッフ石原)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
シマノ 「ワールドシャウラ1703R-2」
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今回のグリップ改造のお客様、
2019年にブログで紹介した、ワールドシャウラをご覧頂きまして、
同じ様な感じでリメイクのご要望となりました。
正直そんな昔の埋もれたブログまでも見て頂きまして有難うございます。
特にこのロッドはバットエンドエンブレム部が複雑な加工をされているが、
もう仕組みが分かっているので、
後はどの位丁寧に、綺麗に、早く作業が出来るかがこれからの課題。
今回は、そのエンド部の分解と組み直しを写真多目でご紹介します。
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今回の依頼内容は、「グリップ改造」
グリップ形状をセパレートからストレートタイプに変更。
リアグリップの長さは現行モデルと同じにする。
セパレートグリップのフロント側(黒パーツ)から、
リアコルクまでの間をストレートのコルクにする。
バットエンドエンブレムは再利用。
オーダーフォームでは使用素材は、コルクのストレート使用となっていますが、
イメージをデザイン画にすると、、、。
①一番上が現状のグリップ。
②真ん中がオーダーのストレートグリップ。
③下がセパレート部の流れを拾いシェイプさせたグリップ。
そのままブラックパーツからストレートのコルクを付けると、
取って付けた感が強く、全体のシルエットも不格好になる。
心配なのでデザイン画を受付担当スタッフ石原に送りこちらの意見を伝える。
スタッフ石原からお客様に説明して頂き上手く伝わった結果、
③のグリップの流れを拾いシェイプさせる方向になりました。
※気になるといつも組んだイメージをデザイン画する様にしていて、
意見交換はこれを元にすれば相手側にも分かりやすい。
今回も新品か?
依頼品のバスロッドを各メーカー見ているが、
このロッドに関しては受けるお客様は非常に綺麗に使用されている方や、
新品でこちらに依頼されるお客様が多い。
受注はうれしいが、高額品ロッドの依頼がこの頃一気に増えた為、
取り扱いは今以上に注意!!
#1は使用しないのでケーズに入れて保管。
グリップも極力キズが付かない様に破壊作業に移る。
セパレートのリアコルクを剥がす。
エンド部は硬質のゴムにアルミパーツが組まれている。
余分なゴムをカットして、楽な後ハメ加工をする。
7mmゴムを残す。
ブランクをカット。
この円盤型のワインディングチェック上手く外した事が数える程、
熱が上手く中まで伝わらない形だと思う。
この頃は戦わずして、そのままカットしています。
ムキに外そうとするとブランクに影響がでそう、、、。
熱して外れない場合は無理に外さずカット処理が安全策。
ブランク表面に付いていゴミは全てサンディングで処理。
➔
継ぎ手のカーボンパイプを探してサイズを確認。
ブランク内径にピッタリ。
カーボンパイプをカットして後ハメバットエンドの完成となる。
グリップの長さに合わせてカットした状態。
後は肉となるコルクを削りこの間に入れるだけ。
コルクストレートを削る。
コルクのフロントは、黒のメタルパーツからのシェイプを合わせる削りを行う。
今回はほぼ前方のみ削る、
コルク後方は外径がバットエンドと一緒なので削り加工は無し。
グリップのシェイプした流れを拾い削り合わせて行く。
コルクのエンド部内径を加工する。
これで綺麗にバットエンドが収まります。
フロントコルクのエッジを少し落としてパーツに馴染ませる。
後はコルクを削ったらこのコルクペーストを塗り込む。
今回はコルクフロント部のみ削り合わせたので、
前方が白っぽくなってしまいましたが、
使用していると段々と色も落ち着いてきます。
➔
本体と大体同じ長さと同じ深さでシェイプさせると、
自然なデザインになり違和感がなくなる。
ご依頼店のイシグロ豊田店へ、
定期便にて返送致します。
今回の作業金額は、
パーツ金額合計は、3,294円(税込み)
工賃金額合計は、3,850円(税込み)となります。
ご参考までに、、、。
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