こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。
私は船釣りが好きで、いろんな美味しい魚を狙っていろんなところに釣りに行くんですが、今回はその船長さんたちから時々お聞きするお話をさせていただきますね。
今の釣船って、FRPという材料で作られているんです。
このFRPはガラス繊維を樹脂で固めたもので、非常に硬くて衝撃に強く、耐久性も高いんです。
何年かに一度は船を陸にあげて再塗装をするんですが、場合によっては年に何度も再塗装をしなくてはいけなくなってしまうこともあるそうです。
それは、お客さんがスパイク底の靴を履いて乗船された時
↓左がスパイクソール、右はフェルトソールにスパイクピンを埋め込んだフェルトスパイクソールです。
FRPはガラス繊維を樹脂で固めたもので、船の内側も外側もすべてこのFRPが使われています。
ガラス繊維ですから金属製のピンで強くこすられてしまえば表面の塗料はもちろん、FRP繊維にもダメージを受けます。
強くこすられ、表面を削られたFRPは劣化し、ひどくなると剥離を起こす原因にもなります。
船長さんたちは表面の傷の状態を見れば、その原因が何か、すぐにわかるそうです。
そして、傷が致命傷になる前に再塗装をし、場合によってはグラインダーで傷を削ってFRPを重ね貼りしているそうです。
またスパイクブーツって、船ではほとんどグリップしないってご存知でしたか?
FAPは硬い材質です。
もちろん金属のほうが硬いのは当然ですが、容易にスパイクのピンが刺さり込むようなものではありません。
スパイクは刺さり込む、もしくは地面の凹凸に喰い込むことでその効果を発揮するもので、主にゴツゴツとした海岸線の岩場、通称「磯」と呼ばれる場所でその効果を発揮します。
スパイクが刺さり込まないFRPでは、靴底はスパイク部分だけが着地しているわけで、そのグリップ力はわずかであり、ちょっとした横方向の力でグリップ力は失われてしまいます。
船を傷つけ、グリップをしない、危険なスパイク・・・
船に乗るときは船長さんの為にも、自分の為にも絶対にはかないでくださいね。
じゃあどんな靴がいいのか?
お店の靴コーナーを見ると、デッキソール、ラジアルソールといった表記がある靴が売られています。
その中から選んでいただければ大丈夫ですよ♪
↓左がデッキソール、右がラジアルソールです。船に乗るときはこういうソールを履いてくださいね。
船長とイシグロからのお願いでした♪