静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

愛知 静岡エリア 2019年3月の海況情報と2019年4月の釣況予測

2019/04/04
  • 987 view
  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

3月の下旬から4月の初旬にかけては冬を思わせるような冷え込みでしたね。
おかげでこの間、ストーブ用の灯油を買い足しに走ってしまいました。

それでも日差し自体は春らしい暖かさも感じられますので、「春はすぐそこ」であることは間違いありません。

海の中は引き続き春を先取りしたような水温状況が続いています。ここ最近の冷え込みによるものか、伊勢湾内水温の上昇は緩やかになってはいるようですが、これからの気温の上昇が伊勢湾内の水温にも影響を与え、魚達にも春の訪れを感じさせてくれるはずです。

では、月の海況状況と34月の釣況予測です。

3月下旬現在の海況状況
黒潮の大蛇行は相変わらず継続しています。西向きの黒潮分流が伊豆半島沖から串本方面へ流れ込んでいる影響で東海地方の沿岸水温は平年と比べてかなり高い状態になっています。
下の図を見ると昨年の方が沿岸水温が高いように見えますが、昨年は3月最終週になって急に黒潮分流の流入があって急激な水温上昇が起き、一時的に高水温状態となりました。

今年は早い時期から高水温が続いているため、同じ水温であっても魚へ与えるストレスが小さい状態であると言えます。

出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年3月28日発表の海流概要図

2018年2月29日発表の海流概要図

今後の海況予測
引き続き、黒潮本流の蛇行は継続すると思われますので、今後も湾内、沿岸共に平年よりもやや高めの状態が続くと思われ、分流の流路によっては沿岸水温は平年よりも極めて高い状態なることも予想されます。

今後の釣種釣況の傾向と見込み
三重熊野灘エリア
引き続き3月下旬の尾鷲周辺海域の沿岸表層水温は平年と比べておよそ1℃前後高めで推移しています。尾鷲、紀伊長島ではアオリイカのティップランで大型アオリイカの釣果が見られました。岸からのエギングでも良型が出ており、本格的なアオリイカの接岸は間もなくといったところです。また、半夜釣りでのイカメタルではスルメイカが中心となっており、4月もこのまま釣れ続くことが予想されます。
船のエサ釣りでは春を告げるメバルをはじめ、カサゴやアジコマセ釣りなどが好調に釣れていますので、しばらくはこれらの魚釣りが中心となると思われます。

日本海エリア
若狭、敦賀沿岸の3月末時点の水温は昨年と比べておよそ0.5~1℃高めとなっています。気のイカ釣りではヤリイカが絶好調をキープ。3月いっぱいくらいまでは釣れ続くと予想しましたが、未だ身の厚いオスのヤリイカが釣れ続いているようです。しかしながらそのヤリイカもそうそう長くはないと思われますので、4月は釣りものの過渡期となります。アジのコマセ釣りやマダイの完全フカセ、船によってはタイラバで狙うマダイがターゲットになります。
ジギングでは青物の回遊がやや落ち着き加減ですが、それでもシーバスやメジロ(ワラサ)、マダイから根魚類まで、多様な魚が釣れ続いています。様々な対象魚が狙えるのが日本海エリアジギングの魅力です。

愛知~静岡エリア
愛知師崎エリア出船の泳がせ釣りで釣れていたヒラメもエサとなる活きイワシが終わり次第、他の魚に移行をしていきます。カサゴ、メバルは先月から好調をキープ。コマセ釣りで狙う胴突き仕掛けのアジも40センチを超える大型混じりで好調に釣れていますので、4月もカサゴ、メバル、アジ釣りは本命のターゲットとなります。また、活き餌を使う釣りとしてはウタセエビを使ったウタセ五目釣りが4月早々から始まります。こちらはマダイやカサゴなどをはじめ、エビを食べる様々な魚が釣れてくれるため、人気の高い釣りです。
片名港出船、豊浜港出船のアカムツ釣りも釣果が期待できます。3月中も多くのファンがアカムツを狙って竿を出しましたが、。高確率で本命を釣り上げられていました。福田沖のアカムツもまずまずの釣果が出ていますので、各地のアカムツは4月にはいり、本格的にシーズン突入といった感じです。
面白いところでは今年は遠州沖への上りカツオの回遊が3月から始まりました。これは黒潮分流の差し込みが影響しており、遠州沖にカツオの漁場が形成されたためです。今後も潮次第で遠州沖のカツオキャスティングゲームが楽しめそうです。
御前崎沖では3月よりマダイの釣果が継続していましたが、いよいよ乗っ込みの気配が見られ始めたようです。またイサキもすでに好釣果が継続。こちらも4月以降も楽しめるターゲットです。

岸からの釣りでは各漁港や堤防でのコノシロが好調に釣れていました。こちらも4月以降も期待できそうですし、潮通しの良い釣り場ではアジの回遊も期待できます。各漁港周辺のカサゴやメバルなどの根魚、セイゴなどの釣果も好調ですが、水温が高めであることから、ちょい投げ釣りでのシロギスも早くから釣果の期待が出来ます。

水温低下要素が少ない影響で、春の釣りものについても前倒しで始まりつつあるようです。いろいろな春の対象魚の釣果に期待したいところです。

以上、2019年4月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/

TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる