2012年10月13日、清水港の大宝丸にて今年最終の一つテンヤ教室を開催致しました。
春に開催した2回、9月末に開催した秋の1回は、天候や潮の状況が厳しいコンディションの中での開催だっただけに、今期最後の教室こそはと気合が入ります。
一つテンヤ釣りは繊細なスピニングタックルで真鯛やアマダイ、青物まで狙える釣りで、道糸に新素材PEラインの0.6号~0.8号、先糸にフロロカーボン4号~5号を使用し、糸の先に5号~10号程度の重さのテンヤやカブラを付けただけのシンプルな仕掛けで釣りをするというもの。
特にここ清水地区では教室でご協力いただいている大宝丸さんが真っ先に始められ、少し大きめの8号前後のテンヤとカブラを使って海底の根周りや砂地の中に点在する根を探って真鯛やハタ、カサゴ、イトヨリ鯛などの五目釣りが楽しめる釣りとして少しづつ認知されてまいりました。
乗船前、細いラインでの大型魚とのやり取りに欠かせないリールのドラグ設定方法のレクチャーからスタート。リールに巻いたPEラインの強度は3キロ程度なので、その1/3は約1キロ。500mlのペットボトルを2本道糸の先にぶら下げるとドラグ力の設定が容易に出来ます。
次に基本となる冷凍エビの針への付け方、便利グッズの紹介などの説明を終えていよいよ出船です。
前回は2つの台風が日本列島に接近しつつあるという悪条件下での実施となりましたが、今回も台風21号のうねりが懸念される中での教室開催となりました。
大宝丸の船長は日頃から波の静かな清水港内でも釣りが出来るようにと、港内のポイントをいくつも開拓してくれていましたのでいざとなれば港内に逃げても釣りが出来ます。
今回も出船してすぐの巴川河口から教室をスタート。水深9m前後のポイントでひとつテンヤ釣りの基本である底取の確認をするには最適のエリアで、ここでは汽水を好むキビレを狙う事が出来ます。
第一投目、アタリを捕らえることができずに頭が無くなってしまったり、餌を取られてしまったりしましたが、とりあえず練習ということでテンヤが着底する感覚を覚えてもらい、次に清水港の入り口付近にある水深30m前後の沖堤防周りに移動。潮通しも良いためにカサゴや良型イトヨリダイ、ハタなどが狙えるポイントです。
最初に竿を曲げ、上がって来たのはイトヨリダイ。蒸したり揚げたりすると美味しい魚で料亭などでも使われる高級魚です。その後は小型のアズキハタやエソなど、テンヤ五目釣りならではの様々な魚種が釣れてくれましたが、なかなか大本命のマダイが顔を見せてくれません。
潮止まりが長く続き、なかなか釣果が伸びずに静かな時間が続きましたが、日が陰り始めていよいよこれからの時間帯に、「キュンキュン」と絞め込むような引きを見せて海面に顔を見せたのは本命の真鯛。納竿の1時間前にようやく潮が動き出したようです。その後、キロクラスの真鯛を筆頭に計3枚が釣れ、最後の最後に盛り上がりを見せたところで今期の一つテンヤ教室が終了の時間となりました。
今回はカメラの不調で参加の皆さんの勇姿をすべてお伝えできず申し訳ありません。大宝丸HPでも当日の教室参加の皆さんの様子をご覧いただけます。右下の「詳細はこちら」から大宝丸さんのHPに行くことが出来ますので是非ご覧下さい。
今年度は4回ともに台風や大雨など条件が厳しい中での教室開催となりましたが、ご参加頂きましてありがとうございました。来期もさらにバージョンアップしたテンヤ教室を開催したいと思います。お楽しみに。
今回も教室開催にあたり、テイルウォーク様、ユニチカ様、ピュアフィッシング様よりタックルのご協力を頂きました。ありがとうございました。
清水港一つテンヤ教室おススメタックル一例
竿 テールウォーク ソルティシェイプTAI GAME”78TENYA
リール アブ レボNEOS 2500SH
ライン ユニチカ 0.6号200m ショックリーダー ユニチカ フロロカーボン 4号
テンヤ イシグロ ネオエリアセレクト テンヤ五目シリーズ 6号、8号(各カラー)
教室で紹介したおススメ便利アイテム
メンテナンスプロPEワックス http://www.ishiguro-gr.com/fishing/products_format.php?id=441
マルキュー オキアミ職人http://www.marukyu.com/marukyu/esa_umi_kuwase/umi_kuwase_namaesa.html#Anchor-3513
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