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タックルオフ西春店より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品はこちらの、
「ソルティストAGS SQ70LB-SMT」です!
修理内容は・・・。 「玉口割れです!」
#1の玉口部(込み部)に、ロービングを実施します!
ロービングとは、
簡単に言いますとカーボン繊維の帯を巻き、
その上からコーティングし強度を保つ作業です。
ですが・・・・、
必ずしも万能ではないので、
折れ方や場所によってはこのリペアを行っても、
再度破損に至る場合もあります。
※ご依頼されるお客様は、ご了承ください!!
状態はかなり厳しいですが、
ロービングの処理を実施したいと思います。
思っていた以上に損傷が大きいです。
慎重にAGSのガイドを外し玉口の状態を確認します。
1.5㎝弱縦に裂けていて玉口もラッパ状に開いています。
ガイドの股下一杯にロービング加工をして、
強度補強をしたいと思います。
玉口のカーボン繊維もかなりほつれています。
カーボン繊維を専用のエポキシで固めて行きます。
エポキシの分量もしっかり合わせます。
カーボン繊維を巻き、エポキシを塗り、上からテーピングをして、
圧を掛けた状態で固まるのを待ちます。
ロービングの乾燥もしっかり出来ました。
カーボン帯を半分重ねながら巻く事により、
螺旋状に強度を持たせた状態です。
ロービングの引き締まり具合も良く、
#2のバットを差し込んで感じを見ます。
#1を抜く時の吸い付き感もあり、
径の合わせは申し分無い状態に仕上がりました。
硬化も申し分ないので、
これから表面処理を行います。
耐水ペーパーの400番と600番で、
表面のボコボコをならします。
あまり削ると薄くなるので、
あくまでも強度アップ対策として、
表面処理は若干の厚みと段差を残します。
※段差はエポキシ塗りの段階で消せるの心配は無いです。
エポキシは、少し厚めに塗ります。
ロービング作業の峠は越えたので、
後はAGSガイドを付けるだけです。
ロービング部はガイドの股下で処理しているので、
目立つ事も無く綺麗に出来たと思います。
強度補強として更にガイド脚上に飾り巻きを行い、
コーティングを掛けるので十分強度は稼げると思います。
スレッドも3色で巻き上げて行きます。
先に取り外した純正のスレッド部と見比べて
近い色のスレッドをチョイスして早速巻きます。
左側が、ロービングした玉口ガイド部の上にあるガイドです。
右側が修理箇所で、外見も大幅な違和感も無く処理出来ました。
後はコーティングを綺麗に掛けて完了です。
薄くエポキシを掛けて脚下の空気を抜き下地を作ります。
後2回程コーティングを掛け肉を付けます。
➔
肉付けの分量も綺麗に決まりました。
ロービング材のカーボンも、
ガイドの股下なら余り目立つ事も無いです。
無事完了しました!
乾燥も申し分ないので依頼店の、
タックルオフ西春店へ
定期便にて返送致します!
➔
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