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愛知 静岡エリア 2019年8月の海況情報と2019年9月の釣況予測

2019/09/05
  • 615 view
  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

8月に入ってから不安定なお天気が続いていますね。
8月の15日から16日にかけては台風10号の影響で大荒れのお天気となり、その影響で長良川では鵜飼の観光舟が破壊されるという被害がありました。
9月に入ってからも立て続けに台風が発生し、南方の海上には台風の卵がいくつか確認されているようです。
九州や中国地方では線上降水帯による大雨の被害も出ていますし、4日から5日にかけては三重県でも局地的な豪雨で洪水被害が出ています。

皆さんがお住まいの地域でもいつどんな災害が訪れるかもしれません。
台風の発生件数は9月が最も多くなります。
台風が近づいてくると海は荒れます。
高い波、強い風を甘く見ていると痛い目にあいます。
海に釣りに行かれる際は絶対に無理をしないでください。

もちろん釣りを楽しめる状況であれば、思いっきり釣りを楽しんでくださいね♪


では、8月の海況状況と9月の釣況予測です。

8月下旬現在の海況状況
黒潮は先号から変わらず紀伊半島沖で南下し、静岡県伊豆半島沖で北上しています。昨年の同時期は非常に気温が高い日が続いて沿岸水温も高い状態となっていましたが、今年は8月下旬より朝晩の気温が下がり、伴い沿岸水温も下降傾向となっています。
伊勢湾内、駿河湾内水温についても昨年よりも水温が低めで、海は徐々に秋の気配が見られています。

出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年8月29日発表の海流概要図

2018年8月30日発表の海流概要図

今後の海況予測
長く続いたエルニーニョ現象が6月に収束いたしました。9月以降は台風の発生数の増加、発生した台風の強力化が懸念されます。台風発生時、釣行の計画を立てる際は無理をしないように心がけてください。

今後の釣種釣況の傾向と見込み
三重エリア
尾鷲、紀伊長島エリアのナイトアジングは順調に釣果を記録しており、まだまだ期待が出来そうです。同じくイカメタルについてはシーズン終盤の感。
また、8月下旬より秋のアオリイカティップランが始まり、9月に入ってまずまずの滑り出しを見せています。
ルアー船では近海ジギングでのマダイや青物狙いのほか、キハダマグロキャスティングなど、多種のターゲットが楽しめます。

日本海エリア
敦賀エリアのイカメタル、胴突き仕掛けでのマイカは釣果にややムラはあるもののおおむね順調に釣れていますが、釣果は下降気味です。秋の新群れが入ってくる可能性もありますので、そうなればまだまだ釣果の期待はできます。
マイカに変わってタルイカがボチボチはじまりそうな気配が出てきていますが、タルイカの本格的なスタートは10月に入ってから。それまではマイカやアオリイカ、青物などが繋ぎの対象魚となりそうです。
ジギングではヒラマサやワラサなどの青物、マダイ、シーバスなど、様々な対象魚がターゲット。また、バチコンアジングは好釣果が継続していますので、福井エリアのナイトバチコンアジングは今後の注目釣種です。

愛知~静岡エリア
8月終盤になってもイサキの釣果は継続しており、チダイやカンパチ混じりの五目釣りとして継続中。但し、各遊漁船もそろそろ他の対象魚に切り替えのタイミングとなっています。
8月下旬で絶好調なのはタチウオ。メインポイントの伊良湖水道はもちろん、師崎水道でも好調です。例年よりも良型が多く混じるようで、今年は数、型ともに期待できそうです。
師崎水道のタチウオは片名港の船宿の午後船でライトタチウオとサーベルテンヤでのタチウオ釣りが楽しめます。軽量タックルで楽しむことが出来るタチウオ釣りは釣り初心者や女性、お子さんにもお勧めの釣りです。
8月下旬頃まで好調に釣れていた地崎のタコはそろそろ終盤。釣れるエリアが徐々に南下しているようですので、各船とも次のメニューへの切り替えのタイミングとなっています。
師崎エリア出船のカワハギ、フグも8月下旬より好調を記録。特にフグについては早くから好釣果が出ており、早くもフグファンが動き出しています。
今年は遠州灘のキハダマグロの回遊が多いようで、連日のように釣果が記録されています。9月に入っても潮次第で遠州沖から金洲にかけてのカツオキャスティングゲームやキハダゲームが楽しめそうです。
静岡県のタチウオも好釣果が継続しています。駿河湾の夜釣りのタチウオも面白そうですが、今年も遠州灘のタチウオが良く釣れています。天竜沖のタチウオは全体にサイズが大きく、数も出ており、人気の釣りものになっています。

岸からの釣りでは各漁港や堤防でのサビキ釣りで小サバやサッパ、コアジが良く釣れています。こちらもまだまだ期待できそうですし、ちょい投げ釣りではシロギスもよく釣れています。
三河湾奥の一色エリア、亀崎エリアではハゼも好調に釣れており、秋のファミリーフィッシングに最適です。

9月に入ったとはいえ、まだ猛暑が続いています。釣りに行かれる際は熱中症対策として冷たいお飲物を多めに持参し、こまめな水分補給を心掛けてください。
また、暑くなった体を冷やせるように氷や冷たい真水も用意し、暑い時には水を浴びるなどをして体を冷やしましょう。もちろん、帽子の着用は必須です!

また、台風が近づいてきている場合の釣行は絶対に無理をしないでください。

以上、2019年9月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/