こんにちは、イシグロ名東引山店　岡崎です

先日過去のブログを見返しているとよく聞かれる改造に関しての

ブログがあったので再アップしてみようと思います

（一部原文のまま）

　

 

まず自身が良く使うロッドで

ブルーのワールドシャウラ15101があるのですが、

ガイドはすべてトルザイト、グリップをセパレートに改造しました

ワールドシャウラはガイドが大きいのがメリットであり、売りの一つなんですが、

15101にはそこまで太いラインも巻かない、飛距離も出さないので小口径のトルザイトにしてみました

↓純正はこんな感じ。スレッドとエポキシがだいぶ年季入ってます

まずはこの純正ガイドをはがします

スレッドの巻き始め位置が分かるようマスキングテープで

マークしておくと便利です♪

次にガイドを付ける位置にマスキングで仮止めし、位置が大丈夫かどうか確認します

スレッドを巻いてみました

今回は純正と類似した感じで仕上げてみます

オーダーの場合コストを抑えるには単色巻きがおすすめです♪

そしてUVハードナ―でコーティング

一回目の硬化が完了した所です

二回目は一回目に比べて多少厚くコート剤を塗り、再度コーティングし

そのほかのガイドも同様に仕上げて...

完成!!

パッと見は純正と変わらない仕上がりに自己満足度急上昇(ﾟωﾟ)ﾉ笑

ただ注意点が一つ

ガイドを外した際

はがし跡

が必ずと言っていいほど

跡が残ります

キレイに仕上げようとすると塗装などが必要になるので

ご注意下さい

（例えば下の写真でガイド上部1ｃｍほど）

使用中は気になりませんが、家で竿を眺めてると気になるかもしれませんのでご注意ください

　

　

改造後、実際に使ってみると狙い通り振りぬけが良くなり、

ブルーのシャウラがレッドのシャウラになった様なフィーリングでした

　

　

一個当たり0.何ｇくらいの差ですが

これを「0.何ｇしか」と思われるか「0.何ｇも」と思われるか...

ガイドって結構変わりますよ～

　

　

　

そして次はグリップ改造!!

まずは、傷が入らない様にマスキングで養生を入念に行い...

カッターで縦、横に刃を入れ、ラジオペンチで

コルクをムシっていきます

オリャ(`^´)

エンドの取り外しはある程度周りのバリを取り、

エンドのパーツを今回は再利用したかったので

ヒートガンで熱しながら...

ペンチであてがい、ハンマーで

どーん!!

エンドが取れるとこんな感じになります

ここから更にカッター刃の逆側でゴシゴシ

削っていき、バリをとって...

ツルツルになりました

接着剤がしっかりと付くようにキレイにしておくのがミソです♪

次はコルクの成形と接着を行っていきます

まずは使いたい分のコルクをカットし、ざっくり

形に削っていきます。

ただ、旋盤機で回しながら削りますが、紙やすりの番手を下げすぎると

コルクが欠ける恐れ

があるので

400番以上で時間をかけて丁寧に削るほうが

キレイに成形できます

そして内径の微調整♪

しかしここで一つ難点が...

ワールドシャウラのグリップ側のワインディングチェックが

外れにくくする為か、段差が付いているタイプだったので…

きれいに溝を彫って…

仮組み

なかなかいいんじゃないでしょうか？

次にセパレート部に使うカーボンパイプを用意して、カット

リア側のグリップもフロント同様削っていきます

そして仮組み

ちょっと太い気がしたので

修正を繰り返し…

パーツの準備が出来たら

接着剤を付けて...

各パーツを取り付けて完成!!

一気に今風なロッドに変身して大満足です

セパレート化したことにより

振りやすくなりました

ティップ側のガイドを変えるだけでも大きく変わりますよ♪

今回自分で改造しましたが、

イシグロでは改造のオーダーを随時受付中!!

上記のような改造を工房で行っております

改造の予算、期間などはお近くのスタッフまでお問い合わせください