こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。
第1弾の沖干し、第2弾の沖漬けに続いて紹介するのは、沖干しの処理過程で出るスルメイカの肝を使った料理♪
その3として、塩辛の造り方を紹介させていただきます。
イシグロHPの釣魚料理レシピページの中に、スルメイカの塩辛のレシピがありますが、私の塩辛レシピはそちらで紹介されている方法とはちょっと違います。
あちらはお手軽な塩辛レシピなんですが、今回紹介する方法は仲良くさせていただいていた北海道料理店の大将に教えてもらった本気の塩辛のレシピです。
少し手間がかかりますが、是非試してみてください。
沖干しのページの最後に、「塩がたっぷり入ったタッパを別に用意しておき、沖干しを作るときに出た肝を塩漬けにして持ち帰ると塩辛作りの材料にも使えます。」とありましたよね。
たっぷりの塩に埋めるようにして持ち帰ったスルメイカの肝ですが、すぐには使わず、このまま2~3日冷蔵庫の中で寝かせておいてください。
また、肝に和えるスルメイカの身ですが、皮をむき、量を食べやすい大きさに短冊切りをして冷凍しておいてください。
身の量は肝一本分に対して一匹分程度が目安です。
・・・2~3日経過・・・
冷凍のイカの切り身を解凍します。
解凍したら、キッチンペーパー等でくるみ、水分を取っておきましょう。
次に冷蔵庫で塩漬けになっていたスルメイカの肝を取り出します。
3日間くらい寝かせると、浸透圧効果のおかげで肝はしっかりと締まり、塩分も滲みた状態になっています。
肝の周りについた塩をある程度はたき落して縦方向に包丁で切り込みを入れ、包丁の刃、もしくは大き目のスプーンで肝の中身だけをこし取り、ちょっと大きめのボールに移します。
この時にこし取ったスルメイカの肝が硬いようであれば少々のお酒を入れて延ばしてください。
ここに解凍したスルメイカの身を入れてしっかりとかき混ぜ、蓋のついた瓶などに入れて冷蔵庫で3~4日寝かせればプレーンな塩辛の出来上がりですが、ここでちょっとひと工夫♪
一味唐辛子を混ぜ込んだバージョン、山椒を混ぜ込んだバージョンなんかも違った風味が楽しめますので、複数の瓶を用意してそれぞれの風味をお楽しみください。
また、塩加減も瓶に入れる前にちょっと味見をして、足らないようであれば足してもらえれば調整できますよ。
自分で釣ったスルメイカで作った塩辛、是非ご賞味ください♪